横道誠さんの新刊『ある大学教員の日常と非日常』(晶文社)、本日発売! | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

「絶望名人カフカ」頭木ブログ

『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

横道誠さんの新刊

『ある大学教員の日常と非日常』(晶文社)

本日発売です!

 

「ASD/ADHDの大学教員、コロナ禍を生き、ウクライナ侵攻下のウィーン、アウシュビッツを行く」

 

 

ある大学教員の日常と非日常

 

 

『前科者』の香川まさひとさんが「読みはじめたら止まらず一気に最後まで」と書いておられたが、まさに!

独特な面白さが凄い!

 

それにしても、「発達性強調運動症」のせいなのか、部屋の問題なのか、

「シャワーを使うと、水の勢いに負けてプラスチック製のシャワーヘッドが爆散し、ホースの根本の金具やプラスチック部分が外れて、ホースがもげた。浴槽の金属製の栓ももげた」「コンセントが壁から取れた」

とか、日常がバスター・キートンや筒井康隆のレベル!

 

この本にはじつは、「頭木弘樹讃」「続・頭木弘樹讃」という、びっくりする小見出しの箇所があって、私の文体について分析してくださっています。自分では無意識だったこともあって、なるほどなあと感嘆してしまいました。そして、人に研究してもらえるということが、こんなに嬉しいものだとは知りませんでした☺️