麻木久仁子さんがレビューを書いてくださいました✨
素晴らしい内容で感動しました😭
後半がとくに素晴らしいので、
ぜひ最後まで!
「本書は、単に『難病患者の苦労話』ではない。当事者として丁寧に事実を積み上げてこそ見えてきた、私たちの社会のあり方への、大事な視点の提示である」
https://honz.jp/articles/-/45788
他にも、読んでいて、ありがたかったところを、
いくつか引用させていただきます。
「食べることと出すこと」に向き合う頭木さんの考察は、やがて、病であろうとなかろうと、極めれば「食べて出す一本の管である人間」が、食べるという行為にどんな意味をもたせているのか、出すという行為が人の心にどんな支配を及ぼしているのかへと向かっていく。
特に何を意識することもなく「もりもり食べられる」ことが社会に適応する上でいかに強い力となるか。それと裏腹に、「食べない」あるいは「食べられない」人がコミュニティでいかに居心地の悪い思いをしているか。
「同じものを食べれば誰とでも仲良くなれると言い切る傲慢さ。無神経さ。そうでない人は排除するその暴力性」に気づくほうが、むしろ本当の「共食」なのかもしれないのだ。
我々人間の社会が「出す」ということに貼り付けた「恥」の概念が、どのように「支配」の力へと転換されるかを考察している。
そして、
とくに最後のところ!
病は気からよ!元気出しましょう!
病気と闘うのではなく、うまく付き合いましょう!
好き嫌いなくなんでも食べましょう!
同じものを食べれば分かり合えます!
家族で食卓を囲みましょう!
苦しいのはあなただけではありません!
分け合えば喜びは倍になり悲しみは半分になりますよ!
「明日は我が身」と思って思いやりを!
諦めずに頑張れば、夢は叶う!
ああ。特に疑問も持たずにいたこれらが。揺さぶられるのだ。
これらの言葉が揺さぶられたかと思うと、
著者として本当に感涙です!
……
今朝の朝日新聞の「論壇時評」の「論壇委員が選ぶ今月の3点」については、こちらを。
https://ameblo.jp/kafka-kashiragi/entry-12627168230.html
昨日の
読売新聞の「本よみうり堂」に掲載された書評の
ネットへの全文掲載については、こちらを。
https://ameblo.jp/kafka-kashiragi/entry-12627055479.html
Amazon
https://hanmoto.com/bd/isbn/9784260042888
こちらで、10ページほど試し読みしていただけます。
https://igaku-shoin.co.jp/prd/tachiyomi/04288/html5.html#page=1
こちらで序文もお読みいだけます。
書評も掲載されています。
https://igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=108713
この本についてのお知らせを、こちらのページでまとめてあります。
(今後も追記していきます)
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12610314522