キューブリックのドキュメンタリーを見ていたら、「20世紀の芸術で失敗を招いた原因のひとつはオリジナリティに固執したこと」と言っていて、おおっとなった。 たくさんの人達が何世代にも渡って工夫を積み重ねてきた古典落語に接していると、個人のオリジナリティがすべてではないことがよくわかる。
個人のオリジナリティによってしか生まれない作品もあれば、長い時間をかけて(ひとりの一生よりも長く)、大勢でよってたかったこしらえないと、できない作品もある。 後者のひとつが古典落語で、その素晴らしさは、個人が生み出した作品(たとえば小説)とは、まったく異なるもの。それがたまらない!
そのあたりのことについても、新刊『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)に書いた。
しかし、オリジナリティの塊のようにも感じられるキューブリックがそういう考えというのは、意外だった。
NHKで放送された『キューブリックが語るキューブリック』。
『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)
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この本についてのお知らせを、このページでまとめておきます。
(今後も追記していきます)
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12610296527
ネット書店さんや実書店さんで、
ご予約いただけると、とても助かります。
どうかよろしくお願いいたします🙏
……
ほぼ同時刊行のもう1冊の新刊です。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
2冊、同時期の刊行となってしまいましたが、
この後は、また当分、本は出ません。