チャーハンと幸福 | かっふんのブログ

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「幸福」というのはどれだけ広い意味を持つ言葉なのだろう。

同じ事でも幸福と取る人も居れば、正反対に取る人も居る。

 

 

もう、幸福という言葉を定義するのは不可能のように思えた。

 

 

しかし、幸福の外側にあるものは不幸と言ってもよさそうだ。

離別・病気・いじめ等は殆どの人にとって不幸と言えるからだ。

 

 

幼子が、グリーンピースを避けてからチャーハンを食べ出すように、

私は世の中の出来事から不幸を取り除いたものを幸福として、

改めてそれを眺めてみることにした。

 

 

 

 

 

すると不思議な事が起こった。

 

 

幸福の中からじわじわと、不幸が現れ始めたのだ。

それは新たに発生したのではなく、転じて行った様に見えた。

 

 

 

 

 

 

結果的に幸福というのは、ある部分を取り除くことで観察できるものではなかった。

 

言葉というのは生き物である。

 

私は、ためらいつつも、これを結論として受け入れることにした。

冷めないうちにチャーハンを食べることの方が大事な気がしたのだ。