3月2日に息子が保育園に入園した。保育園は、同じアパート団地内にあり徒歩1、2分のところに位置するので安心だし便利である。この度、息子を保育園に入れるにあたって、数ヶ月間悩みに悩んだ。
両親の『満3歳までは親のもとにいるべきだ』という意見。友人や知人の『母親にも自由時間が必要だ。仕事や趣味をしたいのならばすればいい。母親が子供といてイライラしているより、数時間離れ離れになっても母親が好きなことをやって生き生きしていた方が子供にはむしろいい』という意見。
どちらも正しいと思う。だから、悩んだ。やっぱり保育園に入れよう、やっぱり私が見よう、やっぱり入れよう、やっぱり私が見よう…、堂々巡りだった。そのことで眠れない夜もあった。
妊娠中までやっていた映像翻訳の仕事も再開し、不定期的にちょこちょことやっていた。しかし、仕事をするのは息子を寝かしつけてから、明け方まで。しかも、息子は私が横にいないと1、2時間ごとに目を覚まし、その度に寝かしつけをしなければならず、結局、番組を1本をやるのに3~4日かかってしまう。睡眠時間1、2時間で、日中は子供の面倒を見ながら家事をして、夜中に仕事をすることに、アラフォーに片足突っ込んでいる私は、体力の限界を感じていた。仕事をしながらあまりにも寒いので、体温を測ったら35度。このままだと私が倒れてしまうなと思った。一方で、一緒に翻訳の仕事をしているパートナーの人から、いい加減、息子を保育園に預けて本格的に仕事をしたらどうか、と半年前から言われ続けていた。
私自身、息子と24時間一緒にいることに疲れ始めていた。息子の好奇心、探究心は尽きることを知らず、私がそれに付き合うのもかなりきつくなってきた。息子はやんちゃが過ぎて、私からひどくしかられることも多くなった。だから、出来る限り人に会い、外に連れ出していたけれども、韓国の今年の冬は寒さが厳しくインドアの日々が続き、元々子供と遊ぶことが苦手な私は、イライラがつのり爆発することもあった。1人遊びをしない息子の甘えはひどくなる一方で、私が家事をしていると「ママ、一緒に遊んで」「ママ、抱っこ」と駄々をこねる。そんなものだから、家事をしている間はついついテレビを見せてしまう。すべてが悪循環に回っているような気がした。
2月に入って、もうそろそろいい加減に決めなきゃと思っていた矢先、韓国人の知人から韓国企業で働かないかと仕事の話を持ちかけられた。あっこれは、そろそろ本格的に社会復帰する時期なのかなと思った。
そして、先輩ママさんからのアドバイスが決定打となった。
『一人目の時はね、あなたみたいにすごく悩んだけど、今ではあの時送ってよかったって思っているよ。二人目になったら、もうそんなことで悩まなくなるものだし。やっぱりね、仕事がしたいんだったら、やった方がいい。母親の時間も必要だよ。それに、子供にそろそろ社会勉強させるのもいいと思うよ。』
『今はね、やっぱり私たちの小さい頃と環境が違うんだよ。昔は親が見ていなくても近所のお兄ちゃん、お姉ちゃんが一緒になって遊んでくれたじゃない。もちろん、妹、弟もいたりして。親が監視していなくても自由に安全に遊べる環境があったんだよね。そこで、私たちは社会ってものを学べたんだよ。でもね、今は24時間常に親が見てないといけない時代でしょ。それじゃ子供も親もストレスを感じるよ。もう子供同士で遊ばせて社会ってものを学ばせた方がいいと思うよ。』
『親と過ごす時間が重要なんじゃなく、親とどう過ごすかが重要なんだよ。子供にとっても、親がイライラしているよりも、生き生きしていた方がいいと思うよ。』
これらのアドバイスが私の背中を押した。
保育園がスタートしてまだ2日目だが、出だしは想像していたよりも順調だった。これから先どうなるか分からないが、いい方に進むことをイメージしていようと思う。
<保育園1日目‐撮影:担任の先生>
<「『ママ~、ママ~、えーん、えーん、おうち帰りたい』って泣いたの。」息子談>
<「カメラを向けた途端にカメラに興味を示し、機嫌が良くなったんですよ。入園式の時にお母さんが持っていたカメラを思い出しました。」(父兄の中で、唯一私だけがカメラを持っていた。)担任の先生談>


