ソテジが4年6ヶ月ぶりにカムバックした。昨日、夜11時よりMBCにてソテジのカムバック・スペシャル番組が放送された。私は10時45分から寝かしつけをスタートし、11時きっかりに無事息子を寝かしつけ、テレビの前でスタンバイした。


昔の熱狂ぶりは大分前に落ち着き、今ではお気楽にソテジのカムバックを楽しみに待っていた私だったが、さすがに昨日は朝からドキドキしていた。


スペシャル番組は7割がトーク、3割がライブ公演の模様&8thアルバムのタイトル曲『モアイ』のMTVであった。


トークの内容は、ヒストリー、8thアルバム、ソテジ・インサイドの3つに分かれており、15年も彼のファンである私でも初めて耳にしたとても濃く、深い話ばかりであった。ソテジワアイドゥル時代のこと、引退秘話、引退後の生活、また音楽活動を始めるようになった切欠、恋人・家族・結婚観について、ソテジと音楽の関係など、私が言うのもなんだが、今の彼だから話せる話ばかりだったように思う。


特に衝撃的だったのは、引退は3rdアルバムを製作し終えた頃から考えていたことだったということ。ソテジは当時のことを振り返りながら、「ソテジワアイドゥルの4年間、ほとんど眠れない日々だった。心も体も疲れきっていた。引退に踏み切ったのは、もうこれ以上、自分には曲を書くことはできないと思ったからだった。3rdアルバムを作り終えた時、メンバーのヤン・ヒョンソクとイ・ジュノに『4thまでは可能だと思う。でも、それ以上は無理だ。だから、あえて契約はしないでおこう』と話した。だから、ファンに黙って4th活動をしていた頃は本当に辛かった。あの時の自分は大人だと思っていたけれど…、24歳、今思うと子供だったと思う」と語った。


今でも、私は初めて彼の引退の知らせを聞いたときのショックを覚えている。数日間、ショックで何も手につかなかった。実は、4thアルバムを初めて聴いた時から、もう彼らは解散しちゃうんじゃないかという予感がずーっとしていた。(『Good Bye』という悲しい曲が入っていたから)だから、まさに嫌な予感が的中してしまったわけだ。ニュースで引退の知らせを聞いた時(日本の民放のニュースでソテジワアイドゥルの引退のニュースを流していた、って今考えるとスゴイよね。だって韓流ブームよりずーっと前の1996年の話よ。)は、まるで夢を見ているような、狐につままれたような、何が何だか分からない状態だった。ただ体が震えていた。


彼の話を聞きながら、涙が溢れてきた。彼がいなかったら、今私は韓国には住んでいなかっただろう。旦那とも出会っていなかっただろうか?彼と出会って、今私はここに住んでいる。旦那とも出会って、子供も生まれて、韓国で家族3人何とか幸せに暮らしている。ソテジが私の人生を変えた。いや、ソテジと出会って、私が自ら自分の人生を変えたのか。私の人生において、どういう形であれ、元々韓国に来る宿命だったのか?その切欠として、ソテジと出会うことになっていたのだろうか?とにかく、ソテジは私にとてつもなく強い影響を与えた人物である。これも縁、これも運命。彼がいたから今の私がいる。そんなことを考えていたら、とってもとっても不思議な、なんとも言えない気持ちになった。


<以下は、ソテジ カムバックスペシャル番組のキャプチャーです。>


<左からソテジ、コメディアンのユン・セユン、俳優のイ・ジュンギ>