皆様、ご無沙汰しております。コメント下さった皆様、ありがとうございました!
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4月20日に帰国する予定を24日に変更し、更にフライト当日の24日の早朝に再度予定を変更し、結局5月5日に韓国に帰ってきた。23日の夜、5月1日から5日まで旦那の会社が連休であることを知った。旦那の日本-韓国の往復チケットを買い、更に私と息子の韓国行きの片道チケットを買い、持っていた帰国便の航空券をキャンセルしたのは、24日の午前中のことであった。これもフライトが夜だったから可能だったことだ。ゴールデンウィークの真っ只中、チケットを取るのは無理かと思ったが、どうにか取れた。ただし、旦那はJALで私たちはKALだったけれど。超ドキドキのハラハラもので、すべての手続きが完了した時は脱力して体が震えていた。
韓国に帰ってきてから、ちょっとウツっぽい。日本での一ヶ月間があまりにも楽し過ぎた。充実し過ぎていた。韓国に帰ってきて、まだ4日だが早くも日本に帰りたくなってしまった。日本が恋しい。日本の友人が恋しい。日本の家族が恋しい…。
今回、日本に帰ってみて、やはり子供を育てるには韓国よりも日本の方がいいのではないかと強く思うようになった。環境にしても、教育にしても。そして、何よりも私自身が日本に住みたくなってしまった。多分、私たち夫婦だけだったならば、日本に住みたいとは思わなかったかもしれない。でも、子供ができて考えが変わった。
考えると胃が痛くなるほどなのだが、まず言葉の問題がある。私は息子に日本語で話しかけ、旦那はデンマーク語、そして、夫婦は韓国語と、日々3ヶ国語が飛び交っている。海外暮らしが長かった私の日本語はもはや変である。今回、1ヶ月間日本にいて少しは良くなったが、また韓国に帰ってきて変になってきている。私は息子にきれいな日本語、正しい日本語を話したいのだが、間違えるたびに「ああ…」と自己嫌悪に陥り、胃が痛くなる。息子にとっても、3ヶ国語が飛び交う家庭なんて良くないのではないかと思ってしまう。旦那は私に家ではデンマーク語を話せというのだが、そうしたら私は日本語、韓国語、デンマーク語の3ヶ国語を話すことになる。それって、息子が混乱するのではないかと思うし、私のほぼ忘れかけた中途半端なデンマーク語ならば話さない方がマシだと思うので拒否している。
次の問題はまず韓国にママさん友達がいないこと。ママさん友達同士で乳母車をひきながら、歓談している姿を見ると羨ましくてしょうがない。かといって、「仲間に入れてちょうだい」とは言えない私…。
更に、韓国には日本人の友達がいない。正確にはいるのだが、一人は地方に住んでいるし多忙な方なのでまず会えない。もう一人は今年7月に日本に帰国してしまうし、妻子持ちの50代の男性なので会うにしても2,3ヶ月に1回の割合でしか会わない。つまり韓国にいると日本語を話す機会がないのである。韓国の友人と会う時はすべて韓国語だし。今までは韓国に日本人の女友達がいないことに何も感じなかったが、子供ができてから、無性に日本人の女友達や日本人のママさん友達が欲しくなってしまった。今まで考えたこともなかったが、ソウルの日本人会にでも入ろうかと思っている。日本に帰りたい、それが無理なら、取り合えず日本人の女友達が欲しい…。
日本できれいになった息子の肌が、韓国に戻ってくるなり肌が真っ赤になってしまった。相当痒いみたいで、朝胸元に数箇所の掻き傷があり、肌着に血がついていた。やっぱり韓国の空気は汚いのだ。空気がまずいし、黄砂もまっていて、窓を開けておくと床に黄色い砂が積もっている。
ああ、寂しい。なぜこんなに寂しいのか分からない。何がこんなに寂しいのか分からない。昨日はあまりに寂しくなって夕食をとりながら泣いてしまった。愛する旦那も息子もいるのに、どうしてこんなに寂しく感じるのだろうか。やっぱり私はいまだ親離れできてない人間なんだろう。愚問ながらも旦那に聞いてみた。「あなたは寂しくないの?」と。旦那は両親をすでに亡くしている。旦那は「そんなこと考えてられないし、寂しくなんかないよ」と言った。なんて彼は強い人なんだろうと改めて思った。