前回のブログを書いたときは、かなりブルーだった。大げさに聞こえるかも知れないけれど、絶望を感じていたほどだった。
ブログを書いた後にもうダメだと思い、『母乳119』に電話しアドバイスを仰いだ。すると、私の授乳の仕方が間違っていることが分かったのだ。
母乳をうまく飲むには、口を大きく開き、唇はアヒルのようになっていないとならない。しかし、うちの息子は哺乳瓶の飲み方に慣れてしまっていたので、口も大きく開かないし、唇もムッと閉じてしまう。
専門家に習った飲ませ方は、まず泣かして大きく口を開いたところに、片手で乳房をつかみ、口に乳輪まで突っ込む。うまく吸い始めたら、乳房を掴んでいた手で頭を固定し、もう片方の手(親指)で下唇を下方向に引っ張ってあげる、というものだったのだが、私は下唇を引っ張るのではなく、下顎を下に引くのだと思っていたのだ。
こんなに小さな赤子でも顎の力は強烈である。息子の顎の力に私の親指は完全にいかれてしまった。まあ、間違って顎を固定していたのは、私のミスなのだが。結局、親指の痛みに絶えられなくて泣きついた訳だが、こんなにも強烈に顎を親指で固定していたら、息子の顎が外れてしまうんじゃないか、顎が変形してしまうのでないかという不安にもかられ、『母乳119』に電話したのであった。
下顎を押さえるから、下唇を引っ張るに変わって、指の負担は幾分減ったが、それでも授乳中の抱っこに重ねて、下唇を引っ張り続けるのは容易なことでない。指から手首、腕、肩、首、背中、腰までもうガタガダである。今、母から借りたゲルマニウムのネックレス1つに、母に買ってもらったゲルマニウムのブレスレットを右の手首に3つ、左の手首に2つし、更にヨガの先生からもらったゲルマニウムテープを右手首に貼り、左手首にサポータをしているという有様。
息子の方は、段々とおっぱいの飲み方が上手になってきた。凄い進歩である。えらいぞ!!完全に軌道に乗ったとは言えないが、明るい兆しが見えているので精神的には随分楽になった。あとは私と息子が少しずつ努力をすれば完璧である。
出産から今日まで、私が人生で最も努力した1ヶ月だったように思う。