メールやコメントや電話を貰って、お陰様で私もいつもの調子を取り戻しつつある。私たちのことを我が身のように心配してくれる人がいるってことは本当に幸せなことだなと改めて気付かされた。私たちはとても友人・知人に恵まれていると思った。皆さん、ありがとう。


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旦那がデンマークに発つ前の土曜日の朝、朝一で産婦人科へ行った。やはり義父の死のショックと、旦那の旅の準備に追われ、私の体はかなり疲れていたようだ。


いつ血圧を計っても上は100~110、下は60~70の私が、今回初めて上が130の下が90であった。血圧を計ってくれた看護婦さんが「手足がむくんだりする?」と聞いてきた。妊娠中毒症の現われかと思ったのだろう。私もその数値に一瞬ドキッとした。


診察室に入り、先生は早速超音波で赤ちゃんを見始めた。先生は「あれっ、今日はやけに大人しいな。もしかして最近何かあったの?徹夜で仕事でもしたの?」と聞いてきた。やはり医者は鋭い。ストレスと疲れってダイレクトに体に、そして赤ちゃんにも現れてしまうのだなと思った。赤ちゃんはお母さんの気持ちを敏感に察知しているのだ。驚いた。


私は、義父が亡くなったことを話した。


先生は「赤ちゃんの心臓も、その他の臓器もすべて正常なんだけど、やっぱり体が細いな。お母さん、ちゃんと食べてる?まさか、ダイエットなんかしてないよね?」と言った。


私は「食べすぎかと思うくらい食べているのですが…」と答えた。


続けて先生は、「とにかく一人でも栄養バランスのとれた食事をとってね。ちゃんと食べなきゃダメだよ。そして、早産になる可能性が高くなるから、今後は激しい運動はしないように。あとストレスを溜めちゃダメだよ」と言った。


帰り際に看護婦さんがまず旦那に「心よりお父様のご冥福をお祈りします」と述べた後、私の手を握りながら、「大丈夫よ。だから、あまり心配しないで、心を楽にして旦那さんの帰りを待とうね」みたいなことを言ってくれたのだが、私はただ看護婦さんの温かい心遣いに感動して泣きそうなのを堪えていた。本当にいい看護婦さんである。


超音波のデータを見ると、頭の大きさ、大腿骨の長さと比べ、胸囲の太さに一ヶ月くらいの成長の遅れが見られる。確かに細い子である。でも、今の私を知っている人は信じられないかもしれないが、実は私も父に似て、胸囲(アンダーバスト)が細い方である。母は肩幅もあり上半身がっちりタイプなのだが、うちの父は背が高くて、なで肩で胸囲が細い。つまり、長方形のような体型をしている。母は私よりも背が12cmも低く、体重も(妊娠前の体重で)14キロも痩せているのに、アンダーバストは私よりも10cmも太い。


確か、小学6年生の身体測定の時のこと。成長の遅い私はまだ完全に幼児体型であった。成長の早い女子から「Cちゃんの胸は洗濯板だね」とバカにされたほどであった。更に、胸囲を測った保険の先生に「えぇぇぇー、細すぎる。これじゃ、幼稚園の年長さんか小学校低学年生と同じだよ」と言われたのである。そんなことすっかり忘れていたが、先生に赤ちゃんの胸囲が細いと言われて思い出した。


一方、うちの旦那は完全な逆三体型である。手足が大きい子だとも言われたから、この子の体は私に似ているのかも知れない。


とは言え、やはりあまり細すぎるのも心配である。でも、ちゃんと私は食べているのになぁ…。全部私が栄養を吸い取ってしまっているのか?特に旦那がいない今は、一人でもちゃんと食事をとらなくてはならない。でも、やはり一人での食事になれていない私は寂しい。一人で食べていても何だか味気ない。今はお腹の赤ちゃんがいるから、栄養のことを考えながら食事はしているが、もし一人だったら本当にいい加減な食生活を送っていたかも知れないなと思った。


そして、昨日の夕食。
aftensmad


具沢山の味噌鍋とフライパン焼き即席ビビンパップ(具はキムチとシーチキンとほうれん草のナムルと卵)にトマトを添えてみた。