今の旦那は私の目から見て、摂食障害前段階のような状態であるように感じられる。一般的に摂食障害とは体型コンプレックスが引き金になるようだが、実のところ、それよりも心理的要因が深く関連しているようである。例えば、家庭、職場、学校、友人などの人間関係による悩みや自分自身への葛藤など。私の作った食事に言いがかりをつけるのは、ストレスの発散方法が分からず、駄々をこねているだけなのだろう。

1週間前についに旦那が胸の内を吐露した。私の話が全て小言に聞こえるのだと。私は毒舌家であり、口が悪く、口煩いところもあるのは十分認めている。それで何度も旦那を傷つけてきたことも認める。しかし、最近旦那が会社でのストレスも抱えていて、家庭でもうまくいっておらず、とても辛そうなのを隣で見ているので、私なりに小言は自制してきたつもりだった。しかし、旦那曰く、私が話すその全ての言葉が小言に聞こえるのだそうだ。

では、私は一体どうしたらいいの?と聞いたら、「とりあえず、日本に帰ってくれ」と言った。「一人にしてくれ」と。私の存在が疎ましいのである。私と一緒にいるのが息苦しいのである。そして、私のことが信じられないのだそうだ。思いがけない言葉に私はとてもショックであった。私は旦那を信じている。でも、旦那が私を信じられないのならば、これは夫婦として大問題である。

でも、いきなり日本に帰れと言われても、私としても困る。今私は身重の体であるし、母が今月末に韓国に来ることになっているし、そんな母も病気なので(10月に手術をするのだが)、こんな時に変に私が日本に帰って親に心配なんか掛けたくはない。

現状では私が日本に帰ることは無理なので、とにかく旦那の好きにさせておいた。私はやることだけはやって、あまり旦那に干渉しないようにした。ゲームをやりにインターネットカフェに行きたければ、自由にお好きなだけどうぞと(今までもそうしてきたが)。私は人を無視するというのは一番ずるい手だと思っているので、どんなことがあっても無視はしない。無視はしないが、敢えて私から声を掛けないようにした。でも、「おはよう」「いってらっしゃい」「お帰り」「お疲れ様」などの挨拶はきちんとしたが。

私が放っておくと、今度は旦那のほうからイチイチ絡んでくる。会社から電話を掛けてきたり、メールを送ってきたりする。食事も自分で納得した量を食べているのに、食べ終わったら「ほら、お前のせいでまた太る」と言う。一体、あんたは何が言いたいんだ?


結婚記念日の日だって、結局旦那のほうから外食を提案してきたし、今日だって自分でレンタカーのAVISに電話して、2泊3日の予定でレンタカーを予約したようだ。明日から韓国はチュソク(秋夕)連休に入るので、夫婦で小旅行にも行きたいし、車があるうちに必要なベビー用品の買出しにも行きたいそうだ。


とにかく今の旦那は感情の起伏が激しく、情緒不安定なのが目に見えて分かる。


私は私が原因のひとつではあるけれども、旦那が韓国社会や会社に馴染めないことや、私たちの性格の不一致も原因ではないかと思っている。私は夫婦の問題の原因はお互いにあると思っている。どちらか一方だけが悪いわけではない。しかし、旦那の言うように、原因は単に私のせいだけあって、つまり旦那が私を信じられないことだとすると、私は本当にどうしたらいいのか分からない。私は別に浮気をしたわけでもないし、何も旦那を裏切ってはいない。それは旦那も認めている。ではなぜ、私を信じられないのか?一体、そうなってしまった原因は何なのか?


単に旦那は、私に甘えたいだけなのではないだろうか?ストレスのはけ口が私しかいないのではないだろうか?私に優しく包んでもらいたいのではないだろうか?ストレスや多くの悩みを抱えていて、頭の中がいっぱいいっぱいになってしまっていて、今は一人きりになって冷静に考える時間を持ちたいのではないだろうか?男の人は、悩みを抱えているときなど、誰に相談するわけでもなく、とにかく一人きりになりたいそうだ。女の私だってそうなのだから、その心理は分かる。だけど、私は日本に帰れない。毎日、旅館に泊まるお金もない。だから、とにかく旦那を放っておくことしかできない。でも、放っておくと、旦那は絡んでくる。だから、私も敢えて抵抗はせず、自然にできるだけ優しく対応しているが。


旦那は本当に私を信用できないのだろうか?本人がそう言っているのでそうなのだろう。でも、私は本当に旦那の心理が読めない。私は人を簡単に信用してしまう人間ではないが、一度人を信用したら、余程のことがない限り(裏切られたり、嘘をつかれたり)不信になることはないのだが…。でも、私を信じられなくなったということは、今まで私から受けた傷がかなり深くなってしまって、修復不可能になっているということなのかも知れない。


先日、5時間も私たちの現状と、私たちのこれからについて話し合いをもうけたのだが、話し合いはつかないままである。何とかしてでも、問題を解決したい旦那。でも、その問題が旦那の妻不信となると、とにかく距離を置くしかないのか。そして、私たちの大きな違いは、私は私たちの関係において特に不満がないということ、問題を問題と思わないこと、旦那に対しても(最近の愚痴を抜かして)特に大きな不満がないということなのだ。問題を問題と思わないというのは、私が考える私たちの問題とは性格の違いだと考えており、それを特に問題視していないためである。


前々から分かっていることなのだが、私と旦那は性格・タイプが全然違う。旦那は物事を深く追求し、頭でよく考えて行動する慎重派タイプで、私はあまり深くは追求せず、感覚で生きるいわゆる無鉄砲タイプ。旦那はどちらかというと自分自身に対しても人間関係においても悲観的だが、私は楽観的。旦那は繊細で敏感だが、私は神経質。旦那はロマンチスト、私はリアリスト。旦那は生真面目で頑固であり、私も真面目な方だと思うが、生真面目ではない。頑固ではあるが融通は利く方である。そして、旦那は周りの人も認めるほど優しい人ではあるが、気難しい人でもある。


上は私が思う私たちの違いなのだが、旦那の目から見た私と言うのは有名人に例えると、ヒトラー、レーニン、カストロらしい。つまり、独裁者ということだ。よく「お前はレーニンか」「お前はヒトラーか」などと言われる。確かに私は神経質で我が侭だとは思うが、全て私の思い通りにしようとは思っていない。日常での小さな細々したことは私が決めることが多いが、大きな決定権は全て旦那に委ねている。それで、家庭はうまくいくものだと思っているからだ。ただ、イライラするとついつい口煩くなってしまうところは改善すべき私の短所だと思っている。(洋服を脱ぎっぱなしにしないでとか、帰ってきたら手を洗って頂戴とか、インターネットはそれくらいにして早くご飯食べてとか、使ったら元の位置に戻す、歯磨きをしてから寝なさい…などが私がよく旦那に言っていることなのだが、これは母親が子供に注意しているのと同じだなぁ)


私は旦那の性格を変えるつもりもないし、変えたいとも思わない。それに、この年になって今更性格を変えるなんて、所詮無理だと思っている。別に旦那の性格に不満を感じてはないので、このままでいてくれていいと思っているが、旦那はどうしても私を変えさせたいらしい。旦那がいう唯一の解決法は、私が性格や言動を変えることらしいが、私はそれにはあまり期待しないで欲しいと答えた。短所の改善は目指すが、人間そんな簡単には性格を変えられないと。


同じ人間なんてこの世にはいない。所詮、夫婦も他人同士。他人同士が一つ屋根の下で暮らしていくには、お互いを愛し、信じ、理解し、関心を持ち、許し、認め合い、譲り合い、受け止めることが大事だと思っている。結局はお互いに努力が必要なのである。しかし、努力できなくなったら、努力したいと思わなくなってしまったら、やはり一つ屋根の下で一緒に生きていくことは厳しくなるだろう(もし仮面夫婦でいたくなければ)。


第3者の目から見たら、とても簡単なことなのかもしれないのだが、当事者の私としては頭の中が混乱してわけが分からなくなっている。これでも少し自分の中で整理ができたので、今回ブログに書く気にもなったのだが。少々苦しいけれども、この時期が私自身の学びの時期だと思って、謙虚に受け止めていきたい。今の時期をうまく乗り越えられたら、私自身大きな成長ができる気がするのだ。今回の私の学びとは何であろうか?このことから私は何を学べるのだろうか?


なぜか私は、いつも苦境に立たされている時ほど、その状況を楽しんでいるというか、胸がわくわくするというか、体の中から熱いものがこみ上げてくるような、血がたぎるような感覚に陥るのであった。