私が帰国した日の夜のこと。
夕食を食べ始めた時だった。旦那が急にお腹を押さえて「痛い」と言った。うちの旦那はどうやら腸が弱いらしい。脂っこいものを食べたり、ストレスを抱えたりすると途端に下痢をする。(汚い話ですみません(;^_^A)喧嘩した後なんか、効果てきめん!?である。またまた今回も「私がいなかった時にちゃんと栄養をとっていなかったからじゃん?もしくは、私がいなくて寂しいストレスからじゃん?」なんて、最初は笑っていた私も旦那の痛がる様子を見ていて、これは今までとはちょっと違うかもと思い始めた。
食事を中断し、旦那はトイレにこもった。私は相変わらず1人で食事を続けた。一応、食事へカムバックするだろう旦那を待ちながら、ゆっくりと食べた。しかし、私が食事を終えても旦那の戻ってくる気配は一向にない。
そこへ、旦那がトイレから「C(私)、ちょっと悪いが一緒に見てくれるか?これはコチュジャン(唐辛子味噌-夕食に使った)かな?それとも血かな?」と言った。「えぇっ~、そんなの見たくないよ。自分で判断してくれよ。」と私は返したが、旦那は蚊の鳴くようなかぼそい声で「お願いだ、見てくれ」と嘆願するではないか。そう言われちゃしょうがねぇ、ちょいと見てやるかと便器の中を覗いた。
「おいおい、あんた!それ、コチュジャンなんかじゃないよ。血だよ\(゜□゜)/」
それはそれは、立派な血であった。
1時間半くらい経ったであろうか、トイレの中で下痢と戦っていた旦那は休戦に入ったらしく、トイレから出てきた。旦那のTシャツは冷や汗でびしょ濡れであった。
そして、夜中。
旦那は再び襲ってきた下痢と戦っていた…らしい。私は旅の疲れのせいか、爆睡していたようだ。しかし、それでも数回目を覚ましたので、旦那がトイレにこもっているのは気づいていたが、あまりにも疲れていた私はそのまま
ね。明け方になって、旦那が寝床へ戻ってきた。その時、旦那の顔を見たら、今までに見たこともないくらい恐ろしい様であった。血の気が全くなく、げっそりとやつれていたのだ。旦那に聞くと、下痢+嘔吐したという。そして、何と3時間ほどトイレに籠城していたと言うではないか!!
これはただ事じゃないと思い、朝一で病院に行くことに決めたのであった。