JR福知山線事故 | プラスチックレンズに夢を託して…

JR福知山線事故

GWも終わろうとしていますが、TV・新聞では連日の様に「JR福知山線」のJR西日本の事故に対する対応の問題が指摘されています。

今日は、事故当日の同車両に乗り合わせた職員が救助活動をせずにそのまま勤務に就いた件、そして同じく事故当日に行われた社員のリクレーション大会の件をしきりとやっています。

それを指摘されるJR役員の記者会見でのお詫びの言葉は「鉄道マンとしてあるまじき行為…」「管理職として云々…」。

確かに鉄道マンとして、またJRの管理職としてあってはならない行為ですが、その前に一人の人間なのです。

何故「人間として…」という言葉が出て来ないのかが、聞いていてどうも納得出来ません。

こういう事があるとマスコミは一斉に「儲けに走って安全を疎かにした」と書き立てますが、儲けに走る事自体に就いては非難される事では無いと思います。

市場(=乗客)も高速化を望んで居り、また阪急との競争に勝つ為にその方向性を打ち出して結果的に利益を上げている訳ですから…
また、ここぞとばかりに正義感を全面に出し、如何にも辛そうにしている人達に結構無神経なインタビューをしているマスコミは如何なものか?と感じる事がよくあります。

そして、当然の事ながら、JRのあの情けない会見、次から次へ出て来る会社の体質、また本質に関わる問題に就いては本当に閉口してしまいます。

被害者やその関係者の方々のお腹立ちは非常に理解出来、さぞや悔しい思いをされている事でしょう。

それに反して事故当日、工場を開放し従業員に仕事はしなくていいから怪我人の救出をせよ、との指示を出した日本スピンドルの社長さん、仕事用のトラックを出して怪我人を病院まで搬送した運送屋さん、氷等治療に役立つ品物を提供した市場の方々、本当に頭が下がります。