アメリカに入国して2年が近づいてきています。2年経つ前に忘れてはならないことがあるのですが、それが、永住権の条件削除(Petition to Remove Conditions on Residence)、通称I-751と呼ばれるもの。

 テロ以前は、アメリカ市民と結婚した外国人は、最初から10年有効の永住権をもらえていたそうですが、テロ後厳しくなり、現在は、一旦仮の永住権という形で2年有効のものがもらえます。そして、2年が経つ90日前から、その結婚が偽装結婚でなかったことを証明するためにさまざまな書類を送り、認められれば無事10年物の永住権がもらえるのです。更に昔結婚して永住権をもらった人は、更新する必要もなく、一生有効らしいですよ!面倒な手続きがなくて羨ましいですね・・・。

 偽装結婚でないことを証明する書類というのは、まず、I-751の書類をUSCIS(U.S. Citizenship and Immigration Services)のホームページからプリントアウト。これは、自分と配偶者の情報を記入するものです。あとは例えば夫婦共同名義の銀行口座、クレジットカード、保険契約、アパートや車の所有証明書など。

 私が用意したサポート書類は、
①2人の名前が載ったアパートの契約書コピー
②知人から2人に宛てた手紙のコピー
③一緒に旅行したときのチケットのレシートコピー
④私が夫の扶養人になっている、健康保険の概要のコピー
⑤共同名義の自動車保険の概要のコピー
⑥共同名義の銀行口座の明細コピー
⑦共同でファイリングしたタックスリターン(確定申告)のコピー
⑧夫の名前で契約している健康保険で、私の治療費が請求されている証明のコピー
⑨2人の友人からの供述書
⑩現在2人が同じ住所に住んでいることを示す、それぞれへの郵便物のコピー
⑪結婚後、2人が一緒に撮った写真数枚のコピー

 だいたいこんな感じです。どれもオリジナルを提出する必要はなく、コピーでいいそうです。多分このくらいでも大丈夫だと思います・・・。

 それから、忘れてはいけないのが、グリーンカードの両面コピーと、ファイリングの費用の小切手またはマネー・オーダー$275。

 費用はこれでも十分高いのですが、消印が7/30を過ぎると、$545(2倍!)に値上がりするので、急いで7/30までに送れるよう準備しました。ギリギリセーフあせる期限は2年前入国した、9月始めまでですが、もう少し早くした方がよかったかな・・・。早いに越したことはないでしょうね。ただ、もし面接に来いと言われたら、夫の都合で8月くらいまで行けないので、この時期まで待って申請することになりました。普通は面接なしに、指紋の捺印とサインをしに、近く(といっても結構遠い)のオフィスに行くだけで認められるのですが、偽装結婚の疑いがない人でも、ランダムに選ばれて、面接が課されることもあるそうです。

 ⑨は、友達2人に、私たちの結婚がうまくいっていて、偽装結婚でないという証明をする手紙を書いてもらいました。公証してあるとよりよいのですが、必ずしも必要ではないようです。

 ⑫は、結婚アルバムからの写真、家族や友人との写真、旅行に行ったときの写真などを入れてみました。こんな風に公に「私達ラブラブラブラブよっ!」なんて主張する機会はまずないので、気恥ずかしいですが、それを証明するためのものなんで、仕方ないですね汗

 それと、必須ではないけれど、カバーレター(表書き)をつけました。何の書類を送ったか一目で分かるので見やすいし、感じもいいかな、と。I-751 cover letterで検索すると、Wordファイルを載せてくれている人がいたので、それを参考にしました。夫と共同でファイリングするので、夫にもサインしてもらいました。夫も協力的ですよ、ということを見せた方がいいかな、と思って。

 こういう大切な書類を送るときは、ちゃんと届いたことを証明できるよう、配達確認サービス(Delivery Confirmation)もつけておいた方がいいですね。届いてないとか言われたときに、送ったことを証明できますからね!

 正直、今回の手続きは、結婚ビザをもらうときの手続きに比べればずっと楽だけど、入国から2年後、ということで、忘れないようにしっかりメモしておかないといけません。
 
 とりあえず、一仕事終えてホッとしているところです。これで、面接なしに無事認められればいいんだけど・・・。

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