私は心が広いから、細かい誤植は許してあげるけど、税金1000万円もらっているのだから、ちゃんと校正すべきです。

 

嘉悦報告書61ページから64ページ 

7章.マクロ計量経済モデルによる経済効果 2節.社会資本の経済効果

コブ・ダグラス型生産関数を示して、社会資本ストック、民間資本ストックでそれぞれ偏微分して、社会資本、民間資本それぞれの限界生産力を求めています。62ページに「大阪府域については、2007年を境に構造が大きく変化しているので係数ダミーを用いていることにしたため、2007年度以前と2008年度以降とで係数が異なる。」とあります。

63ページに推定式(7-2-4)式が示され、「表7-2-2 推定結果」に係数の推定結果が示されます。

「DM0818*log(IIP*KP/L) β1’」「DM0818*log(KG) β2’」とありますが、意味がわかりません。

 (表7-2-2)の下に、「注2)推定期間は、いずれも1997年度から2015年度である。」とありますから、これはダミー係数を用いた2008年から2015年を表す「DM0815*log(IIP*KP/L) β1’」「DM0815*log(KG) β2’」の誤記であると推測されます。

 

93ページ

補論「表A7-1-1 マクロ計量経済モデル方程式体系」においても、数式eq1に「表7-2-2 推定結果」の「大阪」の結果が再掲されています。

 本論と同様に、「DM0818*log(IIP*KPR(-1)/L)」「DM0818*log(KGR(-1))」とありますが、これはダミー係数を用いた2008年から2015年を表す「DM0815*log(IIP*KPR(-1)/L)」「DM0815*log(KGR(-1))」の誤記であると推測されます。

 

69ページ 本文2〜3行目

ケース1のシミュレーション結果は「基準ケースとの比較で、実質域内総生産は、10年間の累積504.6億円である。」とありますが、正しくは、「基準ケースとの比較で、実質域内総生産の増加額は、10年間の累積504.6億円である」です。

69ページのケース2のシミュレーション結果は「基準ケースとの比較で、実質域内総生産の増加額は、ケース2-1(最大)で10年間累積778.2億円、ケース2-2(通常)で10年間累積641.5億円である。」と正しく記載されています。

 

嘉悦報告書72ページから75ページ 

7章.マクロ計量経済モデルによる経済効果 4節.特別区設置に伴う経済効果

73ページ 本文2〜3行目

ケース3のシミュレーション結果は「基準ケースとの比較で、実質域内総生産は、10年間の累積5033.4億円である。」とありますが、正しくは、「基準ケースとの比較で、実質域内総生産の増加額は、10年間の累積5033.4億円である。」です。

74ページ 本文5〜7行目

ケース4のシミュレーション結果は「基準ケースとの比較で、実質域内総生産は、ケース4-1(最大)で10年間累積1兆505.6億円、ケース4-2(通常)で10年間累積7769.4億円である。」とありますが、正しくは、「基準ケースとの比較で、実質域内総生産の増加額は、ケース4-1(最大)で10年間累積1兆505.6億円、ケース4-2(通常)で10年間累積7769.4億円である。」です。

 

77ページの(表8-1-2)「マクロ計量経済モデル(まとめ)」においても、総合区の「実質域内総生産 505億円〜778億円」、「含む波及効果553億円〜853億円」、特別区の「実質域内総生産5033億円〜1兆0506億円」、「含む波及効果5515億円〜1兆1511億円」と記載されていますが、正しくは「実質域内総生産の増加額」と記載すべきです。