59 | 私の欠片

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思いの外、由紀ちゃんはすぐに見つかった。


合流して安心した私達は一斉に話し出した。


始めの方は何を話したか覚えていないが、途中から紙を燃やしたまま逃げ出した事を誰からともなく話し出した。


『どうしよう?』

と聞いた私に由紀ちゃんは

『あの大人が消してくれるよ。』

と言った。


私達三人は[大丈夫]と言い聞かせあった。


そしてこの事は三人だけの秘密にしようとお互いに言い合った。


二人とも帰らなければならない時間だった事もあり私の家には寄らず途中で別れた。





家に帰った私は子犬達に申し訳ない気持ちと火の事が心配で不安で心が押し潰されそうだった。



大家さんと犬を外で飼う約束をしたが私は子犬達を家の中に入れた。



相変わらず子犬達は元気がなかった。





少しして母が帰ってきた。