57 | 私の欠片

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しかし由紀ちゃんは

『じゃあ、子犬は死んでもいいの?』

と聞いてきた。


私は

『それは嫌だ。』

と答えた。


その時に子犬の死を想像して涙が出てきた。


由紀ちゃんは

『じゃあ、マッチと燃える何かを持ってきて。』


と言った。


私は

『どこから?』

と聞くと由紀ちゃんは

『亜稀ちゃんの家から持ってきてよ。』

と言った。




私は渋々一人で自分の家へ向かった。


家に帰り、燃えそうなモノを探した。



私は学校でいらなくなったプリントと使い終わったノートとマッチを持って家を出た。


家を出る時、チロルと子犬達を見た。

当時の気持ちは朧気だが多分、いけない気持ちと救いたい気持ちが混じり合い複雑だったと思う。



私は再び中学校へ向かった。