「投資家としての成功に微積分や代数が必要なら、私は新聞配達の仕事に戻るしかないだろう」
ウォーレン・バフェット


バフェットは偉大な投資家に必要な数学は『足し算』『引き算』『掛け算』『割り算』『百分率や確立』をはじき出す能力だけだという。

これ以上の数学力は無駄でしかない。

しかし、これ以下だと、そもそもゲームに参加することができない。


だそうです。 Σ( ̄ロ ̄lll)

今は、ネットの時代でPERや自己資本比率も出ますから、大人と小学生低学年とで同じ勝負ができます。


だが・・・・のぅ・・・・。(;一_一)


僕の数十年の株式投資歴での経験からして・・・・

あまりPER、PBR、自己資本比率、配当利回り、などの指標は参考にしますが、止まっているマトであるならば、数字だけで勝てるのですが、マトが動きまわっているので数学の知識は多少しか役立ちません。

数字だけで決め打ちできるとしたら、世界で唯一、57年連続増配中のP&Gでしょう。
サステイナブル成長率と同じ率だけ配当と利益が増え、株価も同じ率で上昇します。
ちなみに、2010年、2011年の最悪期でも9%づつ配当が上がっています。

P&Gの逆がメッツ(4744)みたいな会社で、リーマンショック前後で100分の1になり、会社解散発表したとおもったらTOBされて・・・・「こんなの読めるか!!」です。。


P&G以外での株式投資ってマトが動くゲームなんですよ。。。

株価が動くというのは別に問題にはなりませんが(割安で買えば良い)、業績が動くんです。ρ(・ω・、)イジイジ

『為替・要人発言・政府の政策・ビジネス環境・お客さんの好み・お客さんの気分』の影響で業績も変化しますし、経営者・管理者・従業員の能力も影響します。

それこそ、会社内部の慢心が会社を傾ける時もあります。
東京電力・JAL・シャープなどが良い例です。

逆に、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように品質事故が高評価につながり、47年連続増配をしたりします。


バフェットも言っていますが、「企業は人なり、投資は価値なり」で企業が扱っている商品・サービスを見分け、経営者の実力と企業文化も分析して投資をします。


たとえば、僕はリーマンショックで下がると分かっていても、メッツを手放さずに株を買い増ししていった理由と述べるとすれば、思い切って借金して不動産を購入した時以外は自己資本比率100%近くを維持した経営をしていたので、日頃から会社を管理できていると思って『倒産しないだろう・・』とタカくくって投資してきました。

思った以上に深みにハマりましたが、株価が100分の1になって買い増しも出来たので(今も株数増加中)、元に戻れば凄い利益になります。

今現在は、第三四半期決算を見ても、とても酷い状態ですが、経営者の癖や市場動向からして1月~3月で一気に不動産を売却して本決算で帳尻合わせてくるだろうと思っています。


このように、言いかえれば投資の歴戦の雄は裏も表も・・・それこそ人の行動分析までして勝利を掴むために邁進します。

動くマトが、どの方向へ動くかも予想して狙い撃ちするものが、経験豊かな投資家のワザなのだと思います。

これと似たような話が、「乱世は英雄をつくる」というもので、非常に厳しい環境では、人が育つのですが、単に頭だけではなく、相手の行動分析など駆使して勝利を築いて・・・やがて天下統一へと・・・(笑)

「知あって勇なし、勇あって知なし」では平時は生き抜けても、乱世では生き抜くことが出来ないものだと思うし、同時に乱世は人を育てるもの。


リーマンショック以降の株式相場は酷い有様でしたが、逃げなかった投資家は必ず『何か』を得ているはずです。

ふむ・・・きっと日本が復活した時・・・必ず株式市場でも英雄が出現するはずです?
その英雄はリーマンショックの大暴落を味わって諦めなかった人の中から生まれます。

しかも、学歴が関係なく・・・・。

いや・・むしろ・・・・・・・・・「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや」と雀や燕の小鳥ごときが俺様の志を知ることはできまい!と特に意味無く、訳のわからない自信家の中から英雄が出現するだろう・・。

あの悲惨な相場は・・・馬鹿なほど自信家でなければ買い増しできない。。。

むろん・・・馬鹿なほど自信家の中でも、世間一般的に言う本当の大馬鹿の中の勝ち組が未来の英雄になるであろう。。

もうすぐ、あと数年もしたら・・・ホリエモンのような奴、バフェットのような人、武田和平さんのような人が現れると思う。。

その大馬鹿のスタンスは個人様々でしょうけど。。

未来、あの人は天才だった。。とかという話になるのですが、今現在はホント大馬鹿野郎だった!という愛嬌をもって言わせてもらいます。


後で、天才に大馬鹿野郎なんて愛嬌でも言えなくなるでしょうから(笑)



とにかく、投資とは止まっているマトを射抜くゲームではなく、動くマトを射抜くゲームなんです。

数字だけでは勝てない世界なんです。

成長株なのに割安放置を探すのには数字は必要ですが、それもネットで表示されるので頭の優位性は減っていると思います。むしろ・・・心の問題(忍耐力・度胸・すんげーポジティブの大馬鹿野郎・売れそうな商品を扱っている会社の発掘・自分を信じ抜く力・心がブレないなど)です。