「人間の器量」という本を読んでます。
内容に入る前に思ったのですが、人間ってテレビを見ると集中力緩慢になって思考力って落ちますね!
読書している方が思考力がだいぶ上がります。
「人間の器量」(まだ半分しか読んでいませんが半分だけ紹介します)
最近は「能力がある」とか「感じが良い」とか「良い人か悪い人か」その程度で人間を決めていて小粒になってしまった。
日露戦争の軍資金をイギリスで調達し、昭和の恐慌を二度にわたって救った稀代の財政家高橋是清は、平気で妻と妾を同居させていました。それでも足らず芸者を買っている。
しかも政治家としての能力はほとんぞゼロで、二度総理になったけれど、ごく短期間で政権を放り出している。
軍拡に反対しつづけて、昭和の最大勢力である陸軍を敵にまわしてしまったため二・二六事件で殺されたが、それでも庶民からダルマ、ダルマと呼ばれて慕われていました。
女にはだらしないし、政治家としてはまったく頼りないけれど、大蔵大臣をしている限り景気が悪くならない、物が売れるし、給料が上がると市井の人は知っていた。
今日の世間に是清が生きていたら女性問題でボロボロにされていたでしょう。
偏差値とか、学歴とか、資格とか、業績とか生きていく中で大切なのは確かでしょう。けれども、それが全てではない。
日本人が小粒になった第一の原因は60年にわたって戦争がなかった事でしょう。こういう言葉遣いが反発を招くのは承知しています。
もちろん戦争がないことは、よい事に決まっている。
戦争で平凡な暮らしの大切さ。日々働けること、家族と共にあること、勉強できることがどれだけ貴重なことか教えてくれる。
この本は明治維新の時に活躍した偉人の例をだして昔の人は凄かった、ということが書かれています。
やはり乱世が英雄を生むのだろう・・・・
私は今の自分を省みて「我が意を得たり」と思いました。
今の自分は会社員(サラリーマン)で雇われ人ですから、上司にへつらい律儀に毎日毎日、飽きもせず頑張っていますが、人間としてはホント小粒です。
このままドップリ会社に染まれば飯は食っていけるが小粒な人生で終わると思います。
しかし、私は今の環境から抜け出したくて、あえて無謀ともいえる株式投資で巨万の富を得ようと本気ではじめました。
株式投資の世界は弱肉強食だし、株が紙くずになってしまうかもしれない状態も味わいました。
破天荒な株式投資人生が私を鍛えて、覚醒させてくれた。
しかし、覚醒したといっても、まだ・・・やはり小粒のままだと思っています。
投資にも志という熱い魂を吹き込んでこそ投資家としての器量が大きくなるのだと思いました。
自分のためにお金を得て満足して終わりではなく、投資家として日本国の役に立つ男になりたいと思いました。
サラリーマンで人生終わりたくない!
駄目なサラリーマンかもしれませんが、サラリーマンで本気を出せないから自分の生きる場所ではないと思うのです。
ちょうど独身なので超ハイリスクなところへ、ズドンっと太っ腹に行くぜ!!
バツイチなので、失うものなど何もない!
男はビックに行かなくちゃいけませんね!!
しかし・・・既婚者はお小遣い3万円とかでは今の泥沼の人生を抜け出すのは難しいね・・・。
今の時代は「お金を毎月稼いでくる」のに懸命になっているから偉人になる男はいないかもしれないですね。
そういえば、余談ですが、志って思った以上に大事で、例えば総理大臣は総理大臣になろうと頑張らなければ総理大臣になれないものです。
朝起きたら総理になっていたということはありません。
それと同じように、「○○したい」と強く思わなければ実現しないものです。