「馬鹿でも経営できる企業を探しなさい。いずれ、そういう人間が経営者になるんだから」

ウォーレン・バフェット



ちゅう~ことです(笑)

馬鹿でも経営できる会社と馬鹿では経営出来ない会社2つあるということです。


バフェットは、この2種類の会社を区別しております。




一つはコモデティ企業。

商品やサービスを値上げしたらお客さんが別の企業の商品やサービスに容易に乗り換えることが可能な会社。

例えば、文具の「シタジキ」を作っている会社。

100円だった商品が原油高で110円にします。

他の会社の「シタジキ」を買いますよね?だって「シタジキ」なんて、ど~でもいいじゃない?


こんな「シタジキ」は極端だけど競合他社と比べて、遜色無い商品・サービスの会社です。

例えばアルミホイルの会社。一部違うかも知れませんが鉄鋼など素材関連。

自動車も入るかもしれない。航空会社。商社や百貨店、不動産会社やタイヤの会社。その他大勢。


こういう会社はコモディティ会社とも言えます。

値上げしたら他の会社の商品に消費者は喜んで逃げ込むでしょう。。




さて、もう一方は優良ブリッジ会社(消費者独占型企業)。


これは、読んで字の如く、その会社の商品を購入しなければ、泳いで川を渡らなければい会社です。

消費者は有料ブリッジの会社の商品を買わなければなりません。

消費者が商品やサービスを購入しなければいけない行動を『価値』というのでしょう。。

インフレだから価格を引き上げても買わざる得ない。

デフレだからって百貨店から価格を引き下げる様に圧力もかからない。

百貨店は強気に言えない会社がある。それが優良ブリッジ企業です。何故なら企業が百貨店に商品を卸してくれないと困るのです。



バフェットは述べる。
「世界では一年間に、カミソリの替え刃が200億から210億枚も消費されると聞いてます。
このうち30%をジレットが提供してますが、これを売上高ベースで見ると、同社のシェアは60%に跳ね上がります。北欧やメキシコなど一部の国では90%に達するそうです。

人がヒゲを剃る限り、カミソリの需要はなくなりません。新しい替え刃の開発を常に怠らず、販売力の増強にも努め、強いブランド力を保持している企業があるなら、これに投資しない手はないでしょう。

人は毎日(私としては毎日やっていただきたいのですが)ヒゲを剃ります。
年間20ドルの替え刃代を支払って、あの爽快感を得るのです。爽快感があれば、他のブランドに乗り換える気にはならないものです」


だから・・。


「今こうしている間にも、地球に住む25億人の男性のヒゲが少しずつ伸びている。そう考えながらベットに入れば、とても心地よく寝れるはずです。たぶん、ジレットの社員に不眠症の人はいないと思いますよ」


ジレットの例では、わかりませんか?じゃ~~別の会話で勝負。



「菓子店にチョコレート・バーを買いに行ったら『ハーシーはないけど、当店おすすめの無名ブランドならあるよ』と言われました。

もし貴方が、ハーシーを見つけるために他の店に行き、例の無名ブランドよりも数セント余分に払ってハーシーを買ったとしたら、その数セントが価値に当たります」



これでも、価値を理解できないんだったら!!これでどうだーーーーー!!


「バレンタインデーの日に、チョコレートを買って家に帰るとしましょう。

『ほら、チョコレートを買ってきたぞ。重さ2ポンドある塊だ。底値で買えたよ』

なんて言えるでしょうか。
怖くて言えませんよね」





これが優良ブリッジ企業です。要するに価値の高い商品・サービスを有する企業ということです。


これが優良企業なんです。



でもコモディティ企業、優良ブリッジ企業を超えた企業もあります。



それは優良ブリッジ企業でありながら、日々コスト削減に心がけ、儲かっていながら低コスト運営する企業です。

それを何年も何年も粘り強く行って、人々に認められた企業。


これがエクセレント・カンパニー(卓越した企業)というものだと思う。


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