☆随分サボってしまってスミマセン☆

コロナ禍のなかアニメ業界はというとそもそもがテレワークみたいなメンバーで作っているおかげか作画スタッフはいつもどおり、

美術の人に聞いてみると最初は家にPC持ち帰って仕事ができるんだろうかと始めたテレワークがすっかり馴染んでうまく行っているという。

大変なのは必ず集まる編集と音響チーム、これはかなり気を使って仕事することになったようです。

特に音響は大変でアフレコ時に以前であれば一同で収録する場面をすべて時間をずらして少人数で録音するようになっている。

ブッキングスタッフの腕の見せ所の絶妙な出入りの時間の割り振りだが最近はなんとこれもうまくこなしているようです。

面倒なのは制作スタッフとボクみたいにどこにでも顔を出していないといけない人間で打ち合わせやチェックはバラバラでもいいけれど編集、アフレコ、ダビングときにはV編集とスタジオ現場に居ないとできない仕事はどうしても残ってしまう。

早くこの面倒な時間が終わってくれないかなぁと思いつつ一年間過ごしてきました。

 

そんな間に実は一本シリーズが始まりそして仕上げてしまったのが「あわじしまの七福神」という朝の連続アニメです。

これは「LALALACOCO」に続いてスタジオコメットで制作したアニメで原案が関西落語の重鎮桂文枝さん(旧桂三枝)

制作が淡路島に巨大リゾート地「ニジゲンノモリ」と本社移転でも話題になったパソナグループ。

ボクも知らない間に進んでいた企画らしくて声がかかったのが「LALALACOCO」制作終了の頃、シリーズ構成の山下憲一さんが作った設定でプレゼンも終わっていよいよキャラ制作みたいなことも進んでいたときのことです。

監督要請があったのでお引き受けしたのですがなんか製作開始の期限が迫っていた流れでキャラクターも作ることになって閉まった作品です。

久しぶりの完全オリジナルキャラクターなのでキャラ作りと監督と演出とが同時になりました。

ところがコロナ禍の影響で当のあわじしまのリゾート自粛のため制作費がしぼみスタート時点から制作不可な予算規模。

もうやめましょうかという寸前でなんとかスタートした感じのアニメなので動かしをやめてその分キャラのインパクトと撮影処理の力を借りて作り上げるという最後の手段のアニメみたいになりました。

メンバーはおなじみの「ぴったんこ❢❢ねこざかな」「LALALACOCO」のベテラン作画陣です。

美術もあの大野広司さんなのでひどい予算の割に豪華なメンバーです。

声優陣もちょっと毛色が違います。

普段なら若手の役者さんをお願いするところ今回は吉本興業から多くの芸人さんが参加してくれています。

アフレコは初めての人が多いので心配もしましたが場馴れするとアドリブも飛び出す関西ノリで中盤以降は声にも助けられました。

25話の制作はすでに終了しましたが終わってみればそれなりの世界観はあるので機会があればぜひご覧ください。

ちょうどいま最後の10本くらいの放送を残し毎週月曜朝に放送中になっています。