こんにちは。

北ドイツ在住のエルカです。

 

今日の一枚。

 

Totensonntag

(ALDI)

 

これらの花飾りはお墓に備えられます。

 

写真の右上に、

Am 21.11. ist Totensonntag

(11月21日は死者の日曜日)

 

2021年11月21日の日曜日は、

死者の日なのです。

 

今回の話題は、

死者の日曜日について、

 

そして、この日、

我が家はどのような感じ

なのかを、お話しします。

 

Totensonntag

(LIDL)

 

花屋やスーパーの店頭には、

この時期、この花飾りが並びます。

 

この花飾りはお墓にお供えするので、

このように呼ばれています。

 

Grabgesteck

(墓の花飾り)

 

das Grab / die Gräber - 墓 

(単数形 / 複数形)

 

das Gesteck / die Gestecke - 花飾り、フラワーアレンジメント

(単数形 / 複数形)

 

Grabgesteck

 

 

歴史を紐解くと👇

 

König Friedrich Wilhelm III von Preußen bestimmte 1816 für die evangelische Kirche in den preußischen Regionen jeweils den letzten Sonntag des Kirchenjahres, den letzten Sonntag vor dem 1. Advent, zum „allgemeinen Kirchenfest zur Erinnerung an die Verstorbenen“.

 

Wikipediaからの引用

 

これによると、

 

1816年、プロシアの

フリードリヒヴィルヘルム3世王

が決めたもので、

 

アドベント前の最後の日曜日

プロテスタントの教会にて、

故人を追悼する教会祭を行う日

としました。

 

アドベントは、11月30日に

一番近い日曜日から始まります。

 

最初の日曜日は、

第1アドベントと呼ばれています。

 

2021年の第1アドベントは、

11月28日の日曜日

 

そうすると、

2021年の「死者の日曜日」は、

その一週間前の日曜日である

2021年は11月21日になります。

 

私にとっては、

日本のお盆のお墓参りに

似ているように感じます。

 

 

このお墓にお供えする花飾りは、

こんな感じで、チラシに掲載されています。

 

Totensonntag チラシ

(写真左‐Netto Marken-Discount / 写真右-PENNY)

 

Totensonntag チラシ

(NETTO)

 

Totensonntag チラシ

(LIDL)

 

上記写真の最左の花飾りには、

赤い容器がついています。

 

これは、お墓に備える灯りです。

 

Grablicht

(画像はREWEからお借りしました)

 

Grablicht

(墓の灯り)

 

das Grab / die Gräber - 墓 

(単数形 / 複数形)

 

das Licht / die Lichter - 光、電灯

(単数形 / 複数形)

 

花飾りとは別に、

これ単体で買うことができます。

 

最近は、キャンドルではなく、

LEDのも売られています。

 

墓地に行くと、この赤い光をよく目にします。

 

Grabgesteck

 

 

さて、我が家はといいますと、

 

死者の日曜日に、私は、

ドイツ人夫と義母と共に、

3人で墓地を訪ねます。

 

花飾りを4つ買いました。

 

ひとつは、夫の父方の祖母、

ひとつは、夫の母方の祖父母、

ひとつは、義母の弟、

ひとつは、義父へ。

 

皆、同じ墓地で眠っています。

 

Grabgesteck

 

夫と私が出会ったときには、

既に、父方の祖母はこの世にいなくて、

写真でしか知りませんが、

 

凛とした方で、

実際にお会いしていたら、

私の背筋がピンっと伸びそうな印象です。

 

写真からだときりっとしたイメージなのです。

 

母方の祖母とは、

一緒に過ごす時間を持てました。

 

いつも笑顔で、穏やかで、

静かにそこにたたずんでいる方でした。

 

 

ふたりの祖母は、

性格は違ったけれど、

夫が小さい頃は、

どちらともよく一緒にいたようで、

 

夫の中には、思い出の引き出しが

いくつもあるようです。

 

私にも、

祖母(父方)との思い出の引き出しが

数えられないくらいあるように。

 

Grabgesteck

 

 

私は、故人は、空に住んでいると

思っていたい人なのですけれど、

 

だから、空を見上げて、

故人を思い出しているのですけれど、

 

この墓地は、

とても美しいところなので、

 

故人たちも、時折、

散歩に来ているかもしれないって思って、

私も墓地を、ときどき、散歩しています。

 

花飾り、喜んでくれるといいな。

 

 

お付き合いありがとうございました。