あるブロ友さんの記事で...
真剣に向き合うことの大切さ...
心打たれ...
ある男をふと思い出した...
そいつは...
小学校からずっと
勉強ができなかった...
いつもビリに近かった...
特に国語...
文章の読解力がひどいもんだった...
それでも高校はいけた...
その後の進路...
やりたいことも特になかった...
なんとなく大学を目指した...
予備校にいった...
予備校の先生の話が面白かった...
苦手だった国語も
面白くなっていった...
何となく目指したはずが
だんだん高みを目指したくなった...
暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく
そいつは必死に勉強した...
でも
結果は全然ダメだった...
相変わらず国語がひどかった...
読解力が乏しいから
すべての科目に影響を及ぼした...
今まで何もしてこなかった...
自業自得だった...
それでも
そいつはこう思った...
自分の敵は自分...
光ってるのは 傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから
そいつは覚悟を決めた...
いちからやり直した...
雰囲気で
分かった気になるのをやめた...
国語...
とくに現代文...
イメージして納得できるまで
何度読み直した...
分からなすぎて
たったー文に2時間悩んだこともあった...
なんとなく分かっていた言葉...
全部調べなおした...
辞書の辞書が欲しいくらいだった...
どんなに調べても
言葉からイメージできないこと沢山あった
それでもしがみついた...
考えるのを止めなかった...
しかし結果は...
現役どころか...
一浪しても不合格だった...
いっそ水の流れに身を任せ
流れ落ちてしまえば楽なのにね
二浪...
何も言い訳できないと思った...
排斥されたようにも感じていた...
二浪しても合格する確証などないと思った...
なにより憔悴しきっていた...
そんなとき....
ある一通の手紙が届いた...
高校の男友達だった...
彼も同じ予備校で...
彼は一浪で大学に受かった...
高校くらいの頃の男子なんて...
照れくさくて...
手紙なんて書きはしない
ましてや男に...
それでも
彼はそいつに手紙を書いた...
こう書いてあった...
「高みを目指したんだろ!」
「諦めずに頑張れ！」
手紙に
お守りも添えてあった...
かきむしりたいくらい
胸が熱くなった...
やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく
二浪を決心した...
そいつは
さらに自分追い込んだ...
眠気と戦い...
なんどもケンザンで手を刺した...
勝つか負けるかそれはわからない
それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて あいつは海になりました
二浪目のとある模試だった...
国語が99番...
全国45264番中99番だった...
偏差値....77.7
現代文は評論文も小説文も...
記述で△以外はすべて合っていた...
小学校からずっと...
勉強ができなかった男...
国語が苦手だった男...
色々な人の支えで...
色々な人の応援で...
のぼっていった...
ただ...ただ...感謝だった...
ファイト!
闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!
冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ
そいつは...
二浪目で...
目指した大学に合格した...
※※※
もうどうにも
ならないんじゃないか...と...
怖くてしょうがなかった...
何かのいいわけにして
逃げ出したかった...
でも...
ひとりじゃなかった...
支えてくれる人がいた...
応援してくれる人がいた...
だから...だから....
自分の弱さと向き合った...
とことん向き合った...
そして
震えながらのぼっていった...
他者の支えがあってのぼっていけた...
そんなことがわかっていった...
人生...
第二章の始まり...
なんて...
そんな奴がいたな...笑
皆さん♪ファイト♪
ふふ♪