
ツイッターで友人がそのイベント名を流した瞬間、参加を決めた。
「リアル脱出ゲーム」
PCやモバイルゲームなどによくある脱出ゲームを、リアルでやると言う。これは面白くない訳がない。
小規模から始まったこのイベント、評判が人を呼び、規模がどんどん大きくなっているらしい。
教室→学校→廃倉庫、そして今回、遊園地。チケットは即日完売。
場所は東京都稲城市のよみうりランド。夜の遊園地は、昼間のにぎやかさが嘘のように全てが止まり、暗く、ひっそりとしている。
しかしそんな雰囲気もつかの間、完売のチケットをいち早く手に入れた参加者、今回なんと1000人超が次々とスタート地点に集まる。入り口で手渡される封筒の中にはゲームの説明、ヒント、ツールが入ってる。スタートまで開封してはならない。
薄暗いステージ前に集められた参加者は、主催者の挨拶、ゲームの説明を、直後に起こる出来事を想像しながら聞き入る。既にこのシチュエーションにわくわくする。初日、二日目は各10数名程しか脱出できなかったとのこと(この日は三日目)。想像以上に難しそうだ。

手がかりを探しながらパズルを解いていき、脱出の方法を制限時間内に発見する。場内は広く、一人で参加の人が脱出するのは大変難しいとの説明があった。今回我々は6人で参加。携帯メールを使い、手分けして手がかりを探すことにした。

広い場内、走り回ってヒントを集める。1時間半という時間は、あっという間に過ぎる。参加者はだんだんといろんな動きを見せる。人が集まる方向に向かってみる者、周りの人々の声を拾ってヒントを得ようとする者、見知らぬ人間に協力を求める者、、。一人で黙々とパズルを解くのとは違い、どのようにヒントを得るかは自由なのだ。初めは「一人で完全に解いた方が面白いはず」と思ったが、限られた時間内でいかに自分に足りない部分に見切りを付け、どこかから、あるいは誰かから、それをどう補うかも脱出のポイントであったように思う。
結果、我々は脱出できなかった。脱出までの達成率も70%ぐらいだった。
残念だったけど、謎が解けた時の快感は得難いものがあった。自分だけでは行き詰まる謎も、仲間の何気ないつぶやきがヒントになったりする。一つの謎が解け、いち早く打開できそうな時は、その溢れそうな興奮を抑えて、周りに知られないように冷静に振る舞う。日常では得難い感覚だった。結局は時間との闘いに敗れゲームオーバーになる訳だけど、次回に向けて何が大切なのかは掴んだ気がした。
・仲間うちの情報の共有方法を確認しておく
・謎解きの際は様々な可能性を口に出してみる
・別行動と共同作業の計画を瞬時に立て実行する
・時間の経過を読み、計画の変更も柔軟にできるようにする
こんなとこだろうか。
次回は絶対に脱出するぞ!
なんてすっかりハマってしまって、そりゃ毎回参加者が増え続けるのは当然だ。
さて、実は我々が参加した三日目、脱出できたのは実に150名程いた。これは、明らかにネットやTwitter上で情報が漏れているということだ。主催者はその点に腐心しているようであったが、参加者のリテラシーにゆだねられているだけなので、ある意味仕方のない事だと思う。だから、本当に純粋に味わうのなら、開催初日に参加するのが良いだろう。後は、当然ながらとても平和的に進められるイベントなんだけど、これがもっとスリルや緊迫感を感じられる設定だともっと楽しいのにとも思った。今後更にいろんなアイディアが追加され、進化することを期待するけど、いずれにしてもこの企画は面白く、主催者の方々、教えてくれた友人にはお礼を言いたい。
次回は、スタジアムからの脱出。絶対、脱出するぞ!















