いつもご覧いただきありがとうございます。
子どもの睡眠相談室CoucouLunaクークールナの川口リエです。
季節の代わり目、体調を崩しやすい季節になりました。
皆さん体調崩されていませんか?
・・・私は、娘の風邪をうつされ咳喘息が…
夜に咳が出ると、自分も辛いし、子どもも起きちゃうし・・・![]()
子育て中は、子どもも自分も健康が一番!と一層感じます![]()
さて、今日はずっと皆さんにお話ししたいと思っていた
「栄養と睡眠」のお話です。
栄養は極端に不足していない限り、特定の栄養が問題となかなか気がつきにくいですよね。
特に赤ちゃんの場合は、血液検査の機会もほとんどありませんので、
ベストな状態なのか![]()
少し改善が必要な状態なのか![]()
客観的に把握することもほとんどないですね。
でも、栄養素や摂取カロリーは成長発達はもちろん、睡眠にも影響しますので、
これから少しずつお話しできたら、と思っています。
今日は、「鉄」についてです。
赤ちゃんはママのお腹の中にいるときに鉄分をもらって生まれてきますが、その貯金が切れるのが生後6か月頃といわれています。
そして、母乳に含まれる鉄分は0.426 mg/Lしかありません。
ですから、お腹の中で受け取った鉄分を使い果たした生後6ヶ月からは食べ物(離乳食)やミルクから、鉄分を摂取する必要があります。
鉄が欠乏することによる健康への主な影響は、
- 疲労感および無力感、イライラなど精神の不安定
- 小児期の認知機能および社会機能の発達遅延
- 体温維持能力の低下
- 免疫機能低下
などがあります。
睡眠では、入眠困難など、不眠の原因になります。
鉄は、睡眠に欠かせない神経伝達物質のドーパミンやセロトニンを作る手助けをしており、不足するとこうしたホルモンがしっかり分泌できないためです。
また、寝つき前に症状が強くなるといわれる「むずむず脚症候群」も鉄不足によるものといわれていますよ。
赤ちゃんの夜泣き、特に寝ぐずりやぐっすり長く眠れない、などは鉄分不足も要因の一つになることもあるようです。
それでは、生後6か月以降は1日にどのくらいの鉄分が必要なのでしょう?
厚生労働省が出している食事摂取基準(2015)の鉄摂取の推奨量は、
厚生労働省が出している食事摂取基準(2015)の鉄摂取の推奨量は、
●生後6~11か月の鉄分の1日摂取推奨量●
女児:4.5㎎/日
男児:5.0㎎/日
こう見ると、身体が小さくても、子どもには大人以上に鉄分が必要なのですね!!
特に、月経で毎月鉄分が失われる女性は、男性よりも効率よく鉄をとらなければならないことがわかりますよね。
そして、6ヶ月~11か月の赤ちゃんは、まだまだ離乳食の始まったばかりなのに、1歳以降の摂取量と変わらない摂取推奨量となっており、とても多く感じませんか?
そして、6ヶ月~11か月の赤ちゃんは、まだまだ離乳食の始まったばかりなのに、1歳以降の摂取量と変わらない摂取推奨量となっており、とても多く感じませんか?
ちなみに、全米科学アカデミー米国医学研究所が設定した食事摂取基準(DRI)では、何と
●生後6~11か月の鉄分の1日摂取推奨量●
女児:7㎎/日
男児:7㎎/日 ※これは、間違えでは???と何度も確認してしまいます
ということです。
このデータは、厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業の「統合医療」情報発信サイトに日本語で紹介されており、エビデンスもしっかりしているようです。鉄吸収に関わる食品成分や、許容上限摂取量についても詳しく乗っていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
ちなみに、鉄分を食事で摂取しようとすると
【ヘム鉄源】
牛肉ひき肉(赤身80%) 85g…2,2㎎
ライトツナ缶 約85g…1.3mg
【非ヘム鉄源】
ホウレンソウ(茹で)1/2カップ(120ml)…3.2mg
| 木綿豆腐 120ml…3.4mg ※鉄の吸収は一緒に食べる栄養成分や鉄分の形態に大きく左右されます。吸収がいいのはヘム鉄で、主に動物性の食品に含まれます。食肉タンパク質とビタミンCは非ヘム鉄の吸収を向上させ、カルシウム、タンニンは非ヘム鉄の吸収を低下させます。 |
いやいや、1歳までの離乳食で一日の鉄分摂取量を確保するのは、至難の業ですね
とくに日本ではタンパク質を始める目安が遅く、かなり厳しいのでは
私の子どもたちを振り返ってみると、離乳食の食べは悪かったので不可能に近いです。。。
この数字を出して、私が皆さんに伝えたいのは、
「この推奨量をとらければ、大変なことになりますよ。」
では ありません
お伝えしたいのは、
- 乳児から鉄の摂取が大切ということへの理解が大切
- 「鉄」を摂れる食材を含めた食生活を意識をする
- できる範囲で鉄を取り入れる機会を逃さない(献立・フォローアップミルクや鉄強化の食品)
ということです。
私も鉄不足に関して調べてから献立など意識していたつもりですが、育ち盛りの子どもたちにには、全然足りていないような・・・
意識的に鉄強化の食品を取り入れていこうと思います
鉄強化みそ・鉄強化チーズなど、少しずつバラエティーも増えているようですよ☆
そして、これは、何より妊娠中かなりの鉄分を使い果たした、
産後の女性にも、とっても大切
な栄養。
妊娠期(中・後期)には、上の基準+(プラス)15㎎/日が勧められています!
妊娠期にかなり鉄分を多く摂っていなければ、産後に残った鉄はほとんどないのでは・・・
。
赤ちゃんのお世話が始まると、細切れ睡眠が強いられ、ママたちには質の高い睡眠が必要です。
ところが、鉄分不足が睡眠に影響し、心身の健康維持が難しいことは、、、容易に想像できますよね
。
産後は特に赤ちゃんのお世話で自分の食事どころではないと思いますが、
産後は特に赤ちゃんのお世話で自分の食事どころではないと思いますが、
赤ちゃんのためにもママは元気でニコニコが一番!
赤ちゃんは、泣いている時でも、
「ちょっと待っててねぇ~
」
「待っていてくれてありがとう
」
の声掛けをしながら、しっかり栄養ある食事をとってくださいね。
★★
11月はいくつか講座でお話します~

★★
11月はいくつか講座でお話します~
■講座のおしらせ
【札幌】11/2土 13:30~@かでる2.7
第3回女性の癒しイベント 『赤ちゃんのネンネ講座』
※指ヨガ、フラワーアレンジメント、カフェ、親子の性の講座などなど、ショッピングや癒しのコーナーが盛りだくさんです.!
★ご予約→CoucouLuna予約サイト
【札幌】11/20水 ①10:00~ ②11:00~ @こくみん共済北海道会館
ママ・ベビーキッズWinter Party2019 『夜泣き寝ぐずり相談室』
※ベビーポタージュ、ベビーマッサージect..楽しいコーナー沢山!無料です!
★ご予約→ママ・ベビーキッズイベント予約フォーム
【苫小牧】 11/22金 11:00~ 『赤ちゃんのネンネ お悩み予防・解決講座in苫小牧』
★ご予約・お問合せはこちら→主催者さまイベントFBページ
【稚内】 11/27水 13:30~14:00 @東地区活動拠点センター
★ご予約→comming soon!
11/27水 17:00~18:30 ■育児支援者向け

