DFPlayerをPICで操作する その0 DFPlayerにPICはお勧めできない
模型電飾に音を加えたいなら、DFPlayer一択です。
価格は安く、アマゾンで手軽に買える。
サイズはコンパクト。アンプがついているのでスピーカーをつなぐだけで十分な音量が出る、と文句の付け所がありません。
そして、DFPlayerを使って電飾をするなら、Arduinoと組み合わせるのが一番です。
DDFPlayer用の完全なライブラリがあるので、音量や選曲をArduinoから自由に指示できます。純正品は高いのですが、互換品なら価格もお手頃。
LEDもArduinoからコントロールできますから、ArduinoとDFPlayerで音声付電飾は完成します。
ArduinoならPICより初心者にやさしく、参考資料はネット上にいっぱい。PICでプログラムを作るのに比べれば労力は1/10で済みます。
ArduinoとDFPlayerの組み合わせで電飾できるようになったとき、私は
「もうこれで電飾関係で新しく勉強することはなくなったな」
と思ったものです。これ以上のことを自分が将来必要になることなんてありえないと。
ところがその日が来てしまいました。コスモガンに音と光を組み込もうとすると、Arduinoシリーズの中でも相当小さいnanoですら、収まってくれませんでした。
DFPlayerは電飾用音源としてはぼぼ完全無欠ですがただ一つ、やたらと電力を喰うという欠点があります。
模型に電池も内蔵しないといけない場合、ボタン電池のようなものではあっという間に電池切れになってしまいます。ですので電池のスペースは削れない。
やむを得ずPICでDFPlayerをコントロールするという茨の道に乗り出すことになりました。
その結果分かったことをこれからしばらく書いてゆきます。まあ2度と自分はこの知識使わないんじゃないかという気がするんですが、どなたかのお役に立てればということで。
ただ、これに興味を持った方に対して、老婆(爺)心からあらかじめ申し上げておきたいのです。
お若いの、要らぬ苦労をすることはない、スペースにゆとりがあるなら、悪いことは言わないからArduinoをお使いなせえ、と。