３月３日に、京都へ行ってきました。
三十三間堂で「春桃会（もものほうえ）」が行われるということで、車に乗せてもらって行ってきました。
この日限定のお守りという言葉につられて、観音様のお守り(右）と蓮がモチーフの水引のお守り(左）を購入しました。
春らしくて、かわいいピンク色です。蓮は６月～７月のお花ですけどね。
実は今回、この｢春桃会」に参加した理由はこれです。
瀬戸内寂聴さんの法話があるとのことで、人生に少し迷っている、いやメンタル的にもちょっと不安定な私には今、お話を聞きたいお人でもあったので、三十三間堂へ行ってきたのでした。
スマホで撮影していてはっきりしていません。
寂聴さんの年齢は９０歳とのことで、もう驚きを隠せないくらいの法話のしゃべり口に関心しました。
いつもニコニコして過ごした方がいいよ。
死ぬということは怖いことではないですよ。
いつどうなるかわからないことで、クヨクヨする自分が今いるのですが、死への恐怖よりも痛みと再発への恐怖が先にあります。
でも、一日ずーっとクヨクヨしてても、自分の今後の運命や寿命なんて、生まれたその日から決まっているのだから、それには逆らえないもんなんだと話を聞いていて思いました。
そうだ。どうせなら、痛くったって辛かったって不安が押し寄せてきたって、楽しく生きた方がいい。
あと、魂のお話がありました。
寂聴さんの親しい人たちはみんなもうあの世へ旅立っていったとのことで…。９０歳ですから納得ですが。
でも、その人たちとの出来事や思い出は、心の中で生きていて、その方たちは亡くなったけれども、魂は生きているとおっしゃっていました。
そうか…。私も、いろんな人の中で魂として生きるのね。
よしよし。
１１年前に手術して仕事に復帰した時に、これからの生き方として…「いつ死んでも後悔しない生き方をしたい」「相手に対してはいつも真剣に向き合い、自分は相手に対して思ったことを嘘のない心で本音で付き合っていく」と決めて働いてきました。
今回、手術して、その想いには変化はないけれど、『自分自身の幸せのことも考えよう』っていうのが一つ増えました。
仕事において、やはり自己犠牲をしていたのは間違いないと思います。
昨年の１月に思い切って仕事を休んで手術をしていたら、こんなに大きく切除することはなかったのに…と思うと本当時間は戻ってこないけど涙が出てきます。
いそがしいから、責任を果たさねば…と一生懸命働いてきた数カ月の間に、癌は広がり進行していきました。
まぁ、良性だろうから様子を見ようという医師の判断もあったわけですが、自分が自分をもっともっと大切にしていたら、早めの判断ができていたと思います。
自分の判断が鈍るほど、仕事の精神的負担は大きかったのだと、今、お仕事休んでいるから、冷静に思えるのかなとも…。
自分で例えば、検査薬を使って調べられるようなものではないのが「癌」で、痛みも不安もありながら『良性だろう』という経過観察で悪性細胞を広げて育ててしまった。
今は、食生活も前より気をつけていますが、体質も遺伝的要素もあるとは思うので、やっぱり不安です。
でも、ニコニコして生きるようにしたいと思ってます。
自分のこの経験を生かして、仕事復帰時には大きく心も成長していたらいいなと思います。
なので、あと少し、仕事のお休みは延びましたが、健康状態を少しでも良くするために毎日を生きていこうと思います。
そろそろ、心配してくれている友だちにも会いたいのだけど、きっと私のことだからたくさんしゃべりまくって、しゃべりまくってると痛くなりそうで…それも少し心配。
そうそう、最近はメイラックスというお薬なしで眠るようにしています。
あと、ちょと唾液の出が悪いから、昨日「亜鉛」を一錠飲みました。
少し、朝方の口の渇きがマシになったように思います。
飲む前は、舌が乾燥して目が何度も覚めるという状態でした。
魚貝類を最近、食べていなかった（蕁麻疹の関係で）ので「亜鉛」不足なのかもしれないと思って、飲んでみました。
あ～いっぱい悩みはあるけど、楽しくいきようっと。
さぁ、カメ農園にでもいってこうっと。
今日こそは剛くんの申し込みをしようっと。
「戻ることが未来」と剛くんが言ってます。
少し怖いけど、戻って考えて未来へ繋げていける自分の人生を生きていきたいな…と思っています。
そうそう、入院中にはこういう食事でしたね。
これをさらにぐちゃぐちゃにして飲みこんでました私。
戻ってみたら、今、いろいろ食べられることは幸せだと思いました。