店舗コンサルタント 岡崎美紀子のブログ


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雇用調整助成金は本当に使えるのか?②

飲食店コンサルタントの岡崎です。

 

雇用調整助成金について、今現在でわかっている情報を

ブログでお伝えしましたが、その続編です。

 

過去のブログはこちらをご覧ください。

雇用調整助成金は本当に使えるのか?

 

今回、お伝えしたいのは、

助成金の支給時期です。

 

申請までの手順として

 

最短で、4月末で一旦閉めて、5月の1日に申請を出すとします。

 

現在の制度では、

申請をして概ね2ヶ月以内に支給とあります。

 

 

 

 

つまり

早くても4月分が、7月初旬です。

 

 

給料日が5月末だとすると、早くても

2ヶ月以上は、立替ておく必要があります。

 

早くても。です。

早くても。です。

早くても。です。

 

表にするとこんな感じ。

 

 

この調子がどこまで続くのかわかりませんが、

3ヶ月続くと考えたくないけど、考えるとします。

 

 

早くても最大で、6月から2ヶ月分の人件費を立て替えておく必要があります。

月100万人件費がかかっているお店であれば、200万です。

300万かかるお店であれば、600万です。

 

 

アルバイトさんの給料も助成金で保証する。

としたら、それも一旦立て替えです。

 

 

リーマンショックの時には、

半年から10ヶ月かかった所もあると言われました。

 

 

そんなに遅れたら、貰える前に潰れてしまう。。

 

 

しかも、だいたい遅れますよね・・・。

なので、早くて2ヶ月。それ以上かかる可能性も多いにあり。

 

 

その覚悟は必要です。

 

 

企業としては、一旦、休業手当として立て替えておくので、3カ月この状態が続いたとして

支給に、仮に6ヶ月かかったとすれば、

 

 

【現状の人件費×3ヶ月分】を6カ月間

立て替えるくらいの覚悟がいります。

 


 

 

現状の制度の場合では

その資金計画が必要

 

またアルバイトさんにもでると

なってますが、出ない可能性もあります。

 

それは要件を満たさない可能性があります。

その要件については、まだ決まってません。

 

 

ただし、ちょっとだけ期待したいのが、

4月からの改正のリーフレットの

 

 

下の文字の部分。

 

支給迅速化のため事務処理体制の強化

手続きの簡素化も行うこととする。

 

 

と書いてあります。

 

支給迅速化のため事務処理体制の強化

 

ココに大きく期待したい!!!!!!

 

期待したいことの5つ目は、

 

5、支払いサイクルのスピードアップです。

 

最高に嬉しいのは、5月頭に出したら、5月末に振り込みがあること。

そうしたら、立て替え金がなくてすむんです!!!!!

 

 

2ヶ月でも遅すぎます。

2ヶ月分の立て替えは、きつい・・・・・・ですよね。

 

 

事務処理体制を強化したので、

前は、10ヶ月かかっていたのが、半年になりました!

ってことじゃないことを願っています。

 

 

きっと振り込み時期が知りたくて、いつ支給されるんですか?

って役所に問い合わせても、わからないって言われるだけの気がします。

 

 

こないだのPOSレジの助成金もそうでした。

結局、年内に入るだろうってことが3月になりました。。。

いつ入るのかは誰もわからない状態でした。

 

 

なので、まずは、融資です。

 

 

先に融資を受けて、それをここに当てる。

 

それしかないかと。

 

 

また、休業しないともらえない助成金ではないので、

社員さんのローテーションを組みながら、とか

営業時間の変更をしながらでも、助成金はもらえます。

 

 

テイクアウトや宅配で、まだ売上が見込める所であれば、

休業せずに、売上を作る方法の方が休業より良いかもしれません。

 

 

休業がベストな選択ではないかもしれない。

 

 

助成金で人件費持ってもらえるなら

休んだほうがいい!!って安易に考えないこと。

 

 

それについては、また書きますね。

 

雇用調整助成金は、本当に使えるのか?

飲食店コンサルタントの岡崎です。

新型コロナウィルス感染症で、飲食店は大打撃。。。
来週からお店を休むところも多いのではないか?と思います。

融資制度にしても、助成金制度にしても、漢字が多くて
読んでも読んでも、さっぱりわかりません(泣)


「雇用調整助成金」もそのひとつだと思います。

賃金の90%が保証されるって事で、休業に踏み切る後押しになった所も
あると思いますが、そもそもこの90%の印象が強く一人歩きしてしまったため

実際の支給額をみると「雀の涙だったーー使えないーーー」って

嘆いている人もいると思います。

 

 

本当、現状のままだとすれば

「は????」って思う制度である事は間違いない。

 


私も、ここ3日間くらい役所に電話したり、穴が開くほどハンドブックを読んだり、

社労士の先生に、何度も何度もいろいろと聞いて
やっと現状の制度が理解できてきました。

 


ただ、アルバイトさんも保証の対象になるっという4月からの改定については
まだ計算式も含めて、詳細はわかっていません。


↓厚生労働省のホームページ

 

●令和2年4月1日からの雇用調整助成金の特例措置については、事業主の皆様に前広に安心していただけるよう政府としての方針を先行して表明したものです。申し訳ございませんが、特例措置の更なる拡大の詳細については、後日発表しますので、もうしばらくお待ち下さい。(令和2年4月2日掲載)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html

 

 

なので・・・・・

 

ここからは、現状の制度で、かつ雇用保険に入っている人だけを対象とした場合

(アルバイトさんは除く)で考えてみます。

 

 

結論からいうと、現在の令和2年3月1日現在の発表分では、

対象労働者1人1日当たり 8,330円が上限です。

(令和2年3月1日現在)

 

 

なので、1ヶ月休業したとしても、年間最低休日である月6日休みを守ったとして

4月は30日なので。

6日の休みを引いて、24日が最大労働日。

 

上限の8,330円×24日=199,920円

 

これがひとまず、

1ヶ月スタッフを休ませた場合に

1人あたりに、最大でもらえる助成額です。

 

実際の計算式はもっと複雑なのですが、目安として。

 

全従業員の平均賃金ががこの金額より低い場合には、

これよりも少なくなります。

 

足りないですよね・・・

だいたいこれで、

賃金の60%〜75%くらいの助成額だと思います。。。。

 

え?!90%は嘘??って思いますよね。

90%は平均賃金(会社全体の平均賃金に対して、支給した手当の90%)なんです。

なので、計算式は複雑です。。。

 

助成率90%。しか書いてないわかりにくいリーフレットが一人歩きするから、

こんな事になるんだ!!!っと思いますよ。

嘘は書いてなんですが、ほとんどの人には理解ができません・・・。

 

この上限金額がある限り、

この90%が70%だったとしても、80%だったとしても一緒ってことです。

特に東京の賃金でいうと、これは最低賃金ですから。

足りるはずがないんです。

 

ただし・・・・

これはあくまで現状の制度の場合です。

 

現在、申請に行かれている方は、現状の制度で3月の申請をしている方のはず。

なので、その支給額や書類の制度が4月も続行するかどうかは、わからない。

 

4月からの制度は全く新しい制度になる

と言われています。

 

きっと、飲食店さんの現状もわかった上で、ほかの業界の人の現状もわかった上で

使いやすい、使える制度になりますよね!!!!!

期待していいですよねーーーーーー!!!

 

 

その新制度。

なかなか発表にならないのですが、期待したい事は以下の通り。

 

 

日当たり 8,330円の上限金額の引き上げ。希望は15,000円。

  せめて、12,000円くらいまでにしてほしい。。。

 そうすれば、賃金の90%から95%は助成されるんです。

 

  リーフレットには、この上限金額については、全く触れてない!!!!

  なので、ここは大幅改定の期待ありと睨んでます!!!!

  変えるつもりがないから、書いてないのか。。

  まだ公開できる数字が出ないから書いてないのか。

  後者であると思いたいです。

 

 

2、人によって手当の支給%を変えるのをありにしてほしい。

 

アルバイトさんは、60%賃金保証。

社員さんは、100%保証や、勤続年数に応じて保証%を変えたい。

そうせざるを得ない企業もあると思います。

 

現状の制度であれば、個別に支給%を変えて支給することは可能。

ですが、助成金申請でもらえる%は、低い%に合わせることになります。

 

人によって変えることもありにしてほしいなーーーーーー。

 

3、提出書類の簡素化

  

      正直、複雑すぎます。この書類を全部お店で準備できるなんて

  総務とか事務スタッフがいない所には、厳しすぎる・・・・

 

顧問の社労士さんがいないところは、

申請に困る分からない方も多いのでは。。。。

 

なので、自分達でもある程度できるものにしてほしい。

 

  まあ、そもそも、昨日の発表にあった収入減の1世帯あたり30万支給ってことは

  給料の100%保証をすると、その保証対象にならないのなら、減らした方が良いのか?

  とかまだなんとも言えない所もありますが・・・

 

 

4、教育訓練にZoomでの研修(1時間以上)を可にしてほしい。

 

  教育訓練を休業中に行うとすれば、上記の8,330円に+1,200円が付きます。

  ただ、現状そのためには、6時間以上の集合研修である事が条件。

  このご時世の中、集合研修なんてできるわけがない。

  

  Zoomでの研修でもだめとは書いてないが、半日研修でも3時間以上と定義があり。

  カリキュラムも考えてみましたが、3時間のZoomでの研修は無理がある。

  

  でも、休業中何もしなければ、毎日ゲームして漫画読んで寝て。。。

  スタッフの成長につながらないと思うんですよね。

  

  そこで、研修やミーティングをリモートでやるなら、

  その手当が貰えるならほしいじゃないですか。

  手続きももっと簡素化して。

 

制度の改定に期待してます!!!!

 

また詳細がわかったら、お知らせします。

 

2020年に向けて

飲食店コンサルタントの岡崎です。

 

駆け抜けた2019年から、2020年を迎えるにあたり

いくつかの決意と目標設定をするために

台湾は花蓮のホテルにこもって、考えています。

 

何がやりたいのか。

どんな年にしたいのか。

何にチャレンジするのか。

 

来年は、もっと成長したい。

そのためには、リスクも必要。

痛みが伴ってこそ、変化に対応してこそ、成長がある。

と思うので、安心領域から出る事を決めました。

 

事務所を引っ越しします。

 

そして、大好きなカエル号も手放そうかと。

広島にいる事が少なく、車に乗る機会も少ない。

毎月かかるコストを考えてみると・・・

車のない生活もいいかもしれない。

 

どうしても必要なときには、レンタカーでもいいじゃないか。

車だから「飛ばせば間に合う」と思ってしまう。

だから時間もギリギリになってしまう。

 

であれば、いっそ手放してみようかと。

 

そして、ホームページもリニューアルします。

やっと。7年かかってやっと。

 

ロゴマークも変えたし。

プロフィール写真も昨年の秋に撮り直しました。

 

着々とワクワクの2020年に進んでいます。

ブログも再開します!!

 

毎日、書く。

そんな時間を作る事も目標。

 

成長するカエルカンパニーを、

いや岡崎美紀子を見守ってください。

 

いつもありがとうございます。

 

 

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