質の良い睡眠が、日中の穏やかさを生む! 

長男は、自分で起きてくるなんて

考えられないほど朝が苦手な子です。


なので、起きられないのは

しょうがないことだと思い、

無理やり起こすのが親の勤めだと

思っていました。


しかし、調べてみると発達障害のある子は

多くて80%もの子が

睡眠に困難を抱えていることが分かりました。


そして、それはしょうがないでは済まされない、

改善すべき大きな問題であることも分かりました。


​睡眠負債を抱える日本の大人と子ども 

寝ないで働く事が美徳と思い込んでいませんか?


海外から来た人は、

昼間眠そうにしている学生や、

電車の中で寝ている人を見て、

「病気じゃないか?家で休んだ方が良い」と

心配になるそうです。


私は、自分の親や仕事の先輩たちも、

「寝る暇あるなら仕事しろ」的な人が多くて

寝不足なのが当たり前と

思ってしまっていました。


たぶん、日本で暮らしている人のほとんどは

私と同じような環境だったのでは

無いかと思います。


なぜかと言うと

日本は寝室が親と一緒の場合が多く

親の生活サイクルに

子どもが影響されてるからです。


「先に寝なさい!」と言って

寝室に子供を入れても、


リビングで親が話をしたり

テレビを付けていると

それが聞こえるので

結局子どもはぐっすり眠れていないことも

あり得ますよね。


​寝てる時間は脳のメンテナンスの時間 

私たちの脳は

寝ている間に脳は大事な仕事をしています。


それは、パソコンで言えば

シャットダウンする前に

必要な情報とそうで無いものを仕分ける、

同じような情報は一緒のフォルダーに入れるなど、

しっかりとメンテナンスしてから

電源を落としますよね。


その、シャットダウンの前の時間が

人が寝ている間に脳がしている事なのです。


脳はこの「メンテナンス」をする事で

次の日には

スッキリとした頭で仕事ができる!

というわけです。


これができないと、

スッキリしない

疲れが溜まっている、

やる気が起きない、

イライラする、という

身体だけでなく心もどんどん

落ち込んでいきます。


実は睡眠中、何が起こっているのか

睡眠学者も完全には分かっていないそうですが


寝ないとどうなるかは昔

アメリカの大学生が実験しているので

知られています。


イライラして、

幻覚まで見えるようになったり

被害妄想、口が回らない

など、脳の機能が確実に低下したことが

報告されています。


​イライラ?すぐ人のせいにしちゃう? 

この、睡眠不足によって引き起こされる

困りごとって、発達障害のある子の困りごとと

重なる部分が多い、と言われています。


だからこそ、発達障害の子の睡眠は

定型発達の子よりも

しっかり質の良いものを取らせてあげたい

と思いました。


また、睡眠の質をあげたら

日中の癇癪が減ったなど

実はADHDだと疑われていた子が

普通の反応が出来るようになった!


などの報告も多く上がっています。


質の良い睡眠を取るには! 

一番は、日中に活動して陽の光を浴びること!!


なぜなら、

朝起きて陽の光を浴びる事で、

脳内の神経伝達物質の

セロトニンが分泌され始めます。


このセロトニンが入眠に必要な

メラトニンの元になるのです。


セロトニンは幸せホルモンとしても有名ですよね。


うちの寝室にはカーテンはありません。

朝日が入る事で目が覚めるようになっています。


冬の間は5時半には電気をつけちゃいます。


あとは、起きたら良いことがある!と

ご褒美で起こします。


子どもたちはゲームが大好きなので、

朝起きたらご飯までの時間は

ゲームしてて良いよ!

と言ってあります。


これは、ある程度発コミュ対応で

気持ちの切り替えが出来るようになってるので

ご飯の前15分からの予告の声かけだけで

ゲームを止めることができてます。


ゲームじゃ、気持ちの切り替えが難しい、

という方は、朝ごはんの後に歯磨きするので

小さいチョコ1個とか、

子どもが喜ぶものを用意するのもアリです。


とにかく、朝に気持ちよく起きてもらう!

それが、質の良い睡眠の第一ステップにして

一番難しいことですよね💦


昼夜逆転している場合は

11時でも12時でも

起きれたことを肯定してあげましょう!


起きることが出来る、

それだけでも大きな出来たことなのです。


本当にうつのひどい人は、

起きることもできず、看護が必要なので

入院までするそうです。


起きることが出来る、ということは

起きたいという意志があるという証拠。


自分を変えたいと少しでも

思っているということです。


そこを認めて、口で伝えてあげましょう!

まずは、そこからです。


​自分で起きられる子に! 

無理やり起こして

機嫌が悪く、朝の支度も出来なくて

私は仕事を遅刻ばかりしていましたが、


不登校を経た今は

自分で起きて、

ゲームをして、

ごはんを食べて、、、と

朝の支度はこちらが

ちょっと声かけするだけで、

出かける時間にアラームをかけて

「行ってきまーす」と

出かけて行ける子になりました!


何もかもそんなに短時間で簡単にはいきませんが

やってきたことは全て

息子の糧になっていると実感しています!



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きりぶち えみ