2021.8.26 【宿題】で一句
才能なし 4位 35点 安藤美姫さん
まばゆくは学びし瞳ひまわりや
※【や】の下五の着地は難しい。
→ひまわりの瞳まばゆし学ぶ日々
※ひまわりの瞳とすることで、ひまわりの真ん中の黒い部分が目に見えなくもない
というのと、むすめさん(ひまわりちゃん)の瞳ともとれる言い方になっている。
才能なし 3位 37点 犬山紙子さん
血は細く指先紙で夏醒める
→紙で切る指やその血に醒める夏
※こうすることで、炎帝戦の時のレベルくらいになる。
語順が悪いということは、気づいてほしい
感覚としてはいいので、いつも同じアベレージを出せるようになってほしい。
才能あり 2位 70点 尾上右近さん
初秋や返し忘れしペンと恋
※このままだと返すのを忘れたとしかいえていないので、【恋】に多少の違和感あり
→初秋や返さぬままのペンと恋
→初秋や返せぬままのペンと恋
※微妙な表現ができるようになったら1ランク上になる。
才能あり1位 71点 瀧川鯉斗さん
歩きつつ噺の稽古月涼し
→手直しなしさ
※【つつ】で継続しているという、さやかな時間経過を表現している
【噺】で落語家さん(人物)とわかる
【稽古】で状況がわかる
【月涼し】で涼しい風を肌に感じる
夏の月としていたら、暑い日の赤みがかった月と読む人も出てくるので、季語の選び方が良かった。
現状維持
名人初段 森口瑤子さん
嘘ばかり綴る絵日記カンナ咲く
→カンナは緋なり絵日記は嘘ばかり
※季語が脇役になっている
絵日記は【綴る】もの
カンナという季語は、もちろん咲いているものなので、【咲く】を使うのは、特殊な時のみ。
カンナは色々な色があるので、その色をいうといい。
【なり】で断定できる。
嘘と響かせるためにカンナの色を【緋】色にして、【真っ赤な嘘】というイメージを持たせることもできる。
現状維持
十段☆☆ フルーツポンチ 村上健志さん
エンターキー中指で押し涼新た
→手直しなし
※【で】【押し】が散文的。
だが、【涼新た】が初秋の時候の季語で映像を持たない季語なので、
映像を持たせるために、意図的に【で】【押し】を使っていると好意的に判断して、現状維持。
ボツ
永世名人 梅沢富美男さん
白秋や漢字ドリルに書く名前
→漢字ドリルに白秋の我が名記す
※【漢字ドリル】と書いたのがいい。言葉を勉強しようとしているのがわかる
【白秋 】とすることで、自分の人生の中の秋のイメージを表しているのがいい
原文のままだと、俳句を学んだ小学生が書いたと言っても取れてしまうので、
直したようにすれば、絶対に小学生が詠んだとは誰も思わない。
直した句を提出で来ていれば、代表句といってもいいくらい題材はよい句!
~感想~
Tverでプレバトが見れるのはありがたいです。
今回の回は、その時に見れず、な~んと、、、録画もできてなくて、、、
泣きそうになりましたが、【あ!Tverがある!!】と
ありがたし、ありがたし、
タイトル戦を取った方の句が、次のタイトル戦の時に、最下位になったり、
昇格試験で降格したり・・・
というのもあったなぁ。。と。。。
そんな風には思いましたが、、、、
まさかの・・・才能なし・・・・・
特待生が遠のきましたね・・・・・
でも、目の付け所や、題材としては、いい
と言われているので、
いつも同じアベレージのものを出せるようになる。
というのだけ、気を付けられるようになれば、
特待生はすぐ!ってことですよね。
すごいなぁ~
アベレージをいつも同じようにするって、
どんな勉強をするの???
って思いますけど。。。
今回は、梅沢富美男さんに、すごいなぁ~って思いました。
俳句をやりはじめてから、
漢字が読めないことに気づいて、
【小学生の漢字ドリルからやった】
というのに、すごい!!と思いました。
どんな勉強を?と思っていましたが、
【言葉の勉強】から始めているのだなぁ~。と、
あらためて、コツコツと、真摯に取り組んでいるのだなぁ~と思いました。
そういうのが小学生にもつたわっているのでしょうね。
それが伝わっている小学生もすごい!
あなたにすべての良きことが雪崩のごとく起きます。
ぜんぶまるごとありがとうございます。 なぎさ