2013.12.19
この日から、1枚の写真がお題になったようです。
それまでは、VTRで色々な場面が出てきていたようです。
評価のポイントは、描写力と創造力に絞って評価するようにしたようです。
それまでの評価方法はなんだったのかなぁ???
この日から、人が先に出て、その後に句が発表されるスタイルになったみたいですね。
それまでは、句が発表されて、これ誰の句?ってやっていたみたいです。
2013.12.19
お題【雪の東京駅】で一句
才能なし 8位 15点 東幹久さん
カイロより長期保証の俺の手で
→長期保証のカイロと愛と俺の手と
才能なし 7位 20点 嗣永 桃子さん
寒い冬だけど心はぽっかぽか
→寒い日のひとり心はぽっかぽか
凡人 6位 ピーターさん
雪溶けて家路を急ぐ暮れの宵
→雪溶けて家路を急ぐ暮れの靴
→雪溶けて家路を急ぐハイヒール
凡人 5位 友近さん
彼を待つ息は白いが頬は赤い
→息白し彼待つ頬のほの赤し
凡人 4位 45点 杉山愛さん
木枯らしや寄り添う理由を連れて来い
→木枯らしよ寄り添う理由を連れて来て
→木枯らし来よ寄り添う理由を連れて来よ
凡人 3位 50点 FUJIWARA 藤本敏史さn
君の手を僕のポッケに雪の道
→添削なし
才能アリ 2位 70点 高田延彦さん
靴底の冷たさ癒す赤レンガ
→手直しなし
才能アリ 1位 80点 ホラン千明さん
鳥の声思わず見遣る冬の川
→手直しなし
夏井先生が発想の飛ばし方を解説されました。
①そのまま描写
雪激し見上げて赤き駅舎かな
↓
②少し引いた所から
紅茶熱し見下ろす窓に雪の駅
↓
さらに遠くになると、ホラン千秋さんの句の発想が出てくる。
③だいぶ遠くの場所(雪の駅舎の写真から発想を飛ばして、想像された映像)
鳥の声思わず見遣る冬の川
とっても気になる一句は
ピーターさんの句の夏井先生の添削
雪溶けて家路を急ぐハイヒール
家路を急ぐと言われれば、一般的に夕暮れ以降と想像できる。
そこを言わずに、どんな人物かを語る。とういことですが、、
どうイメージするか?といえば、私は、
『靴』なら、スーツを着た革靴の男性をイメージしますね。
『スニーカー』なら、運動部の学生かな。
では、ピーターさんなら『ハイヒール』だろう。
作品だけを見ると、
『ハイヒール』なら女性のイメージですね。
『下駄』だったら?『雪駄』だったら?
『裸足』だったら?と色々と考えると面白いですね。
この本のP68~P71にピーターさんの句が掲載されています。
P154に東幹久さんの句が掲載されています。
ぜんぶまるごとありがとうございます。なぎさ