現役の先生で学級通信のネタに
困っている方はいませんか?
私は毎日学級通信を書いていたのでネタ探しに必死でした。先輩からネタをもらったり、他クラスでの授業の際にこっそり盗み見たり、インターネットでいいなというネタを拝借して書いてました。自分にはもう必要ないので、もし自分のブログを見てくださっている現役の先生方の支えになればと思って過去に発行した学級通信や部活動通信をブログに載せていこうかなと思います。もしかしたら他のサイトに似たのあるかもしれませんねwよかったら参考にしてください。
【「感謝」のもつパワー】
最近、練習試合を見ていて、みんなにとってこの練習試合って意味あるのかなとふと思ったりすることがあります。ただ何となく試合数をこなしている子を見ていると虚しくなる瞬間があります。何度同じこと指導しているんだろうか。なぜ空いている時間にいつでも話せるようなことを話しているのか。なぜライバルを見て研究しようとしないのか。自分がどんなミスが多くて負けているのか、どんなプレーでポイントをよくとっているのかなどノートにメモして分析をしようとしないんだろう。挙げればきりがないんですよね。
練習試合や大会に参加できている子は、あらためて今自分が置かれている立場を振り返ってほしいと思います。今あなたが置かれている環境は当たり前ではないこと。朝早くから起きて、弁当を作って、送迎してくれて、応援してくださる保護者の方々がいること。行きたくても大会や練習試合に参加できない子たちがいること。先生が指導してくれなくて自分たちでやりたいけどそれもできる環境じゃない子たちがいること。あらためて、今の立ち位置を振り返ってください。今の環境が当たり前じゃないということ。人間というのは忘れる生き物です。今の立ち位置に慣れすぎると感謝の気持ちが薄れてしまいます。
「感謝のもつ力」についての多くの大学の研究データがあります。人は感謝されると基本的にうれしい生き物です。感謝の言葉を言われてむかつくと思う人はいないですよね。直接言われたら恥ずかしいけど、やっぱり「ありがとう」って一言だけで人は幸せを感じます。この幸せを感じる量(=幸福度)というのが人の人生を左右します。多くの企業のデータによると、幸福度の高い人は、会社への貢献度が高くなることも分かっています。幸福度の高い社員の生産性は12%高く、低い社員の生産性は10%低いといった英ウォーリック大学の研究や、幸福度の高い社員はそうでない社員より創造性が86%高いというカリフォルニア大学の研究が有名です。
みなさんには、今の環境にあらためて感謝できる人になってほしいです。いろいろなことに感謝できる人は、視野も広くなります。感謝できない人は、自分ができないことがあるとひがんだり嫉んだりします。できないことがあるからできるようになるまで人は努力するんですよ。そして、努力できる環境があることに感謝しないといけません。先生は海外に行く度に、自分は恵まれているんだなと改めて思います。世界には今日を迎えられなかった人がいます。今日生きられるかどうかの人がいます。未来があることをありがたいと思えないといけません。今ある悩みや不安というのは生きているからこその贈り物だと思います。さぁ、明日からテスト週間です。勉強ができるありがたさを感じて必死にやってください。
