胃下垂 とは胃が垂れ下がって正常な位置より下になった事をいい、胃の上部は正常な位置にあり、下部が延びている状態のことです。

酷い胃下垂はへその辺りや骨盤の位置まで胃が落ちていることもあります。

胃下垂は太っている人より痩せている人に多くみられる症状です。

原因は内臓を支えている脂肪が少なくなると胃を支えられなくなるからです。

胃下垂の自覚症状は無いため、検査を受けないと自分が胃下垂だと気づいていない人が多くいます。

胃下垂の自覚症状としては、「腹の下部が張った感じになる」「少量の食事で満腹になる」「食後に腹がむかつく」「食欲が無くなる」といったものが挙げられます。

胃下垂はレントゲン検査を行なうことで簡単に確認できます。

胃下垂になった胃は、蠕動運動が弱くなっているか機能しなくなっているため、消化活動がうまく働きません。

そのため胃は内容物を何とか消化するために、胃酸を大量に分泌するようになり、胃炎、胃潰瘍のリスクが高まります。