夏が嫌いです。 | 岩に染み入る 蝉のーと

岩に染み入る 蝉のーと

蝉丸のつれづれ日記



団長ですサル


だいぶあたたかくなりやしたな(*'∀`*)v

まさに「取材日和」ちゅう~


今日も元気に取材に行きましたよ~よろこび



今日の最初の取材先は



ま、なかなかの空間ですな…苦笑



次に



光明学園相模原下溝グラウンドへかお


ここのグラウンドって

見ての通り




緑の中で







すごいところにあるよな…うがっ






フィールド・オブ・ドリームズみたいだキラーン






ふぇ~ぷっ

のんびりできるな~(*'∀`*)v





こういう企画をしてると

「高校野球好きなんですか?」

てよく聞かれます。


ええ。

好きですよ。

地元の代表ですから。

中継を見て

トーナメント表をつけたり

新聞に一喜一憂したり

好きですよ。




昔はね。



今は。

夏が嫌いです。



団長は、相模原市、町田市、愛川町の球児たちを間近で見ています。

団長は、彼らの息吹を感じています。


彼らの声を。

彼らの汗を。

彼らの笑顔を。


でも、甲子園に行けるのは神奈川と西東京で合わせてたったの二校です。

相模原市、町田市、愛川町からその高校が出るとは限りません。


つまり

夏が来れば

多くの高校球児が

団長の目の前で踊るように躍動していた

多くの高校球児が

3年間の青春を終えるのです。



あまりに酷ではないか。


彼らの3年間の青春は

二時間足らず試合の中に

濃密に蒸留され


あと1つのストライクが

あと1つのヒットが

あと1つの塁が

ただそれだけが足りないだけに


すべてが終わるのです。



彼らと接したから

彼らの笑顔を見たから

彼らの夏が一瞬でも長く続いてほしい。


彼らの夏。

来なければいい。

そうすれば

彼らの夏が永遠に続くのに。



なのに。

彼らは。

その夏を目指す。



仲間と

共に。



激しく輝き

おおらかに広がる

あの青空の下。

筋書きのないドラマがはじまる。

「勝者」も「敗者」もいないドラマが。

いたずらな気まぐれな女神は

「勝者」には

地域の代表を与え、

「敗者」には

かけがえのない思い出を与える。




私は

夏が嫌いです。


僕が出会った球児たちから目を離せないから。



私は

夏が嫌いです。


今年も「熱い夏」になりそうだからです。