
今日は大変な1日でした・・・

今日の予定は


18時半 中沢
20時半 MOVIX橋本
で、今日の午前中に
19時 若葉台
が、入り
3ヶ所。
楽勝


・・・そう。
・・・楽勝な取材スケジュールだったはずだった。
・・・まさか。
・・・今日が最悪な夜になるとは思わなかったよ。
16時半

城山地区で停電発生の最中
団長、城山へ


しかし。
雨…


う~ん…
迎えを


「肋骨折った」
「突然、残業が・・・」
「今、遠くにいて…」
ムム…

雨も上がったし、自転車で行くか

17時半

エフエムさがみを出る



一路、中沢へ


消防団の詰所はナビに登録済みだし


18時半

中沢到着
雨が強くなる…


かっぱ装着。
おかしい…
地図の上では詰所は津久井湖湖畔
なのに
地図の場所に詰所がない・・・
とにかく
一度、中沢自治会館へ戻ろう…
消防団へ電話


「詰所ですか?中沢自治会館の隣です」
あれ?
なぜに地図と違う・・・

「すみません。まだ仕事が終わらなくて…」
あ。大丈夫ですよ~

先に若葉台へ行ってきますね~

18時45分

中沢から若葉台へ


雨はますます強く降る中
携帯のナビに登録
「15分」
ま、間に合うな

自転車のペダルをこぎ
途中で携帯のナビ画面を見る。
画面は一瞬で無数の水滴が占める。
ナビの矢印通りに進む。
あれ?
左手にお寺。
ナビ画面は
右手にお寺。
おかしいな…。
ナビの更新ボタンを押す。
反応しないなぁ…。
とりあえず
矢印通りに進む。
矢印は
寺の方へ伸びる。
おかしいな…
近道でもあるのかな…
あたりに響くのは雨の音だけ。
矢印は、寺へ。
息をきらして急な坂をのぼる。
寺の門を右手に見て
右に急なカーブを
カーブの先に
闇が、溜まっている。
おかしい。
携帯のナビ画面を見る。
動かない。
画面を激しく叩いても
画面は全く反応しない。
しかし
「矢印」は点滅しながら、伸びている。
時間は
19時前
いくしかないな…
ナビに従い
自転車のライトは暗闇に溶けながら
いくつか曲がり角を曲がると
墓場。
辺り一面。
いや、辺り一面ではなく
斜面を階段状にして
墓が並んでいる。
不思議なことに
視界は闇が塗り潰しているのに
道すらわからないのに
なんとなく進む方向だけはわかる。
わかる。
というか、自然に進む。
何かに。
導かれるように。
雨が墓石をうつ音だけが響いている。
その音で辛うじて、今が現実だとわかる。
気を抜くと
闇に体が溶けてしまいそうだ。
坂道は急になる。
今、思えばこの時なぜ引き返さなかったのか。
わからないな。
今、思えば。
道は細くなる。
両手を広げれば、道の両端に指があたる程狭い。
木が頭上を覆い、新しい闇を生んでいる。
右手には静かに冷たく墓が並んでいる。
どのくらい上ったかわからない。
自転車が重たく感じる。
相変わらず
携帯のナビの矢印は進行方向に伸びている。
雨の音が、やんだ。
目の前の闇が、蠢く。
右手の墓石が何かの光を反射した。
何か、いる。
何か、わからない。
何か、こっちを見ている。
ゆらゆら揺れながら。
鼻をつままれてもわからない闇の中で。
ゆらゆら揺れながら。
ひと?
ひとり?
おおぜい?
少し手を伸ばせば届きそうだけど
気の遠くなりそうな遥かな距離に
それは、いる。
あわてて携帯を見る。
矢印は
「あれ」のむこうで点滅している。
あれのむこう。
目を凝らせば
はっきりと見えるわけではないが
壁のような崖がある。
道、などない。
写真、だ。
携帯の画面を何度もたたく。
反応しない。
矢印だけが激しく点滅している。
そう。
ゆらゆら揺れるあのむこうへ、行けと。
風向きが変わった。
冷たく尖った風が吹く。
逃げるぞ

ありゃあ、幽霊だ・・・\(~ロ\)(/ロ~)/
えくとぷらずま、だろう…

とにかく逃げるぞ

こっちは自転車だぁ…

せーの


脱兎の如く
団長逃走
逃走途中で
かろうじて写メしました
坂をとにかく上り


いつのまにか
若葉台へ

雨、すごいじゃん…

ちょっとまて…

中沢から若葉台なら
やっぱりさっきの道を通らないよね…

なんだよ…
あのナビ…
若葉台で取材を終えて
大きく迂回して


中沢の詰所に戻る
どうやら
団長が最初にいった場所は、昔の詰所の場所だったんだね…

無事に取材は終わりましたが
さすがに体力が…

長官

MOVIX橋本へ
今日は色々あったなぁ・・・
最後は
風邪をひくのぞみちゃん


かぁ…
