午前中のリハビリが終わってから、3人で食堂でお昼ごはんを食べました。

以前はリハビリやフォローアップが午前中で午後に理学療法、てな感じで1日病院にいることも多かったのですが、この日は久々に長い1日でした。

お昼時で食堂がすごいにぎわってて、
うーたが入院中は朝10時から夜21時まで病院にいたけど、食堂にはめったに行かなかったなー。
お金かかるし、いつも昼も夜もおにぎり握ってって食べてた。
こっちはこんなににぎやかだけど、NICU側の病棟は静かだったなー、なんて思い出したりしました。

その後はベンチに座ってひたすら待ち。。。
あまりの眠さに勝てず私は寝てしまい・・・その間うーたはアプリのオセロで遊んでいたんだけど、30分、以上、かなー?ずっと、ずっと!!1人でしゃべってた。
しかも普通の声量で、自分の世界にどっぷり。
時々こういうことがあるのです。家でやる分には気にならないんだけど、公共の場でやられると非常にツライ。
何度注意してもやめないし、1度電車で近くに座ってた人に大きなため息つかれたこともあり、うーたと2人での遠出はかなり疲れます。

ばーばは途中で予定があり、先に病院を出ました。
途中まででもいてくれてほん!っとに助かりました。ありがとう❤️


さて、ようやく心理検査の結果を聞く時間に。

最初に担当の心理士の方(男性)に、「ウィスクというのをご存知ですか?」と聞かれ、いや・・・知らないです。。。

どうやら今回の心理検査というのが、「WISC-Ⅳ(ウィスク4)」というものだったらしいのです。
あー、調べておけば良かったーーー😱
だって初めて聞く言葉ばっかり。。。
でも心理士さんがだいぶわかりやすく教えてくれた気がします。

検査結果の紙を見ると、かなりジグザグなグラフが。
全体の点数は100弱で、いわゆる平均点。
だが、出来不出来の差が大きい。大きすぎる。

出来るのは「言語理解」と「ワーキングメモリー」どちらも110くらい。
対して出来ないのは「知覚推理」と「処理速度」どちらも80いかない。
特に「処理速度」が1番低く、75、だったかな。

「言語理解」は小さい頃から良くて、今までの検査でも毎回、言葉がよくできてる、と言われてて、心配してなかった。いや、むしろ、うーた頭いいわぁ~と親バカ炸裂でした。
論理的思考がよくできているし、言葉もたくさん知っているそうです。

「ワーキングメモリー」は「聴く力」はあるが、機械的な記憶は苦手、とのこと。
いわゆる、九九などの丸暗記的なものが苦手。ただ言語理解が出来るので、その能力を使って高得点を出せたみたい。(ワーキングメモリーが1番良かった)
ただインプットするのではなく、1度自分で論理的に考えてから記憶する、みたいで時間は少しかかるけどできる。あと、図や絵を使うとより理解しやすい。

「知覚推理」は、言葉なしで目で見るだけで判断する力。集団行動の中でみんなの動きを見て自分が今何をすべきか考え行動する、のもこの「知覚推理」によるものらしい。
あと、説明なしで、真似して同じ動きをする、とか。これら全般苦手。ただ、言葉でしっかり具体的に説明すれば理解できる。
私の家族はみんな言葉が好き?なのか、うーたが赤ちゃんの時から言葉で説明したり、促したりしていて、うーたも理解していたので困ることが少なく、「知覚」が苦手だと気付いてやれていませんでした。

1番悪かった「処理速度」
決まった符号や記号をただひたすら書き写す、とか、「書く」こと自体が非常に苦手。
書けない、んだから書き写すのだって出来ないよね。。。平均に達するかどうかのギリギリのライン。このままだと小学校で黒板の板書が出来ない可能性があるので、配慮が必要です。と。。。
あー、だから作業療法に通うことになったのか、とここで納得。


板書の件はプリントを多用してもらうとか、先生にノートを書いてもらうとか、時間割や持ち物など事前にプリントをもらうなどしたほうがいいかもしれないと。
あー、それってほんとに「特別な配慮」が必要ってことだ?
「入学前に学校側に伝えておいたほうがいいレベルですか?」
と聞くと、「そうですね。」との返事。

「頭はいい」のでテストはできるだろうけど、ノート重視の先生だとちょっと厳しいかもしれないって。

検査の結果が全体的に低ければ、周りも気づきやすいし、対応してくれたりもするが、うーたのように出来不出来の差が大きいと、出来るほうに注目されやすい。だから出来ない部分を見て、
「やる気がない。サボってる。」
と思われることが多いらしい。でも本人は「みんなと同じようにやってるつもりなのに、なんで僕はできないんだろう。。。」と、困ってしまう。
そりゃあツライよね。

あとは小学校で40分間?ちゃんと黙って椅子に座って授業を受けれるか。
これは行ってみないとわかんないよねー。。。

「主治医の先生にADHDのリーフレットをいただいて、あらためて自分で調べてみたらうーたに当てはまるものが多くて、うーたのが個性、の範囲内なのか障害なのか。。。」

と聞いてみると、

「障害か、障害じゃないか、というのは、社会の中で問題なくやっていけるか、ということだと思います。少し個性的でも、普通に生活できれば問題ないけど、授業中に立ち歩く、とか、周りから指摘されるようなら検査をすることになるだろうし、障害名がつくこともある」

というようなことを心理士さんが言ってた。
なんだか妙に納得した。

とりあえず小学校に入学してから、来年7才でもう1度同じ検査をしましょう、と言われました。
差が縮まるかもしれないし、全体的に低くなるかもしれないし、わからない、と。
言語理解はこのまま伸ばしていってほしいなー。とも言われました。本をたくさん読んで、時々は登場人物の気持ちを考えさせたり。うーたは本が好きで、年長になってからは保育園から本を借りてきてよく読んでます。

「頭はいい子ですよ」
と、何回も言われました。
きっとこれからも「頭はいい子なんだけど・・・(テンテンテン・・・)」がついてまわるんだろうか・・・・・・

そんな感じで少しの談笑をはさみつつ、心理検査の結果報告は終わりました。

うーたはと言うと、「まーだー?つまんないー。」と言いながら、時々私にまとわりついたりはしたものの、ちゃんと待つことができました。
ちゃんと、って言うのか・・・?💧
っていうか、そういうとこもだよなー。。。