パリは、暮らした結果好きになれなかった街ではあるけど、家族の故郷であり、思い入れのある街です。
自身のルーツとして、子ども達にもちゃんと知っておいて欲しい。
フランスは、国として宗教から離れる事を選んだけれど、カソリックをベースに成り立っている国です。
13世紀からパリを見守ってきただけでなく、文化や叡智の塊であった教会。
私たちは無宗教ですが、ノートルダム大聖堂が炎に包まれているのを見るのは胸が張り裂ける思いでした。家族はもっと辛かったでしょう。
全倒壊してしまうのでは、とつらい気持ちで過ごした昨晩。
薔薇窓やオルガンが、焼失を免れたと知って、涙がでました。
そして、修復すると行っても、現在の技術ではもはや修復できないものが沢山あること、建物そのものだけでなく、炎の中にたくさんの貴重な美術品、文化財があるのを知って、改めて歴史の重みと文化の奥深さを感じました。
形のあるものはいつかなくなる。
それは、本当ですが…。
沢山の文化財を火事や災害、戦争で無くしてしまった日本から見れば、羨ましくもあります。
酷い状態だけど、最悪の事態にならなくて本当によかった。
消火活動も素晴らしかったのだろうと思います。
現在の内部の写真や映像を載せたいのですが、ツイッターのリンク付きのまま、うまく貼れないので(やり方がわからない)、下記より見ることができます。
https://twitter.com/bougetoneglise
@bougetoneglise