さようならふたごたち | 子宮筋腫をとったらば

子宮筋腫をとったらば

2015年12月に開腹で子宮の全摘をした、45歳・既婚・子ナシの備忘録。

少し前に傷跡のそばにあるチョンボのことを書きました。

傷跡のその後

私の無精から残った傷のおまけ。

多分とても小さいホコリのようなものが、

まだフレッシュだった傷にがっちり一体化してしまったんだと思います。

元はどういう形状だったのか不思議なくらいキレイな円のかたち。

1ミリもない極小のものが仲良く斜めにふたつ並んでいました。

 

そもそもはゴミだった以外に想像できないのに、

なぜかそのふたつは本当によく似ていました、まさに瓜ふたつ。

偶然お腹にくっついてたものがどうしてこんなに似るのかな?

不思議ー!と思いながら、密かにふたご呼ばわりしていたのです。

 

そして時々気がつくとうりうり触ったりしていました。

それがとてもタフ。

かさぶたとはあからさまに一線を画す本体(←私)との一体感。

かさぶたっていかにも

「一時的なものです、すぐにおいとまいたしますので」

という感じがします(よね?)。

対する私のふたごたちは見た目はものすごく小さいかさぶたなのに、

醸し出す「離れません!」のレベルはほくろクラス。

もうこれは一生このままなんだろうなと、

火葬場までご一緒しましょうと思っていたのに。

 

ところが先日。

久しぶりに目をやって触ってみたらなんだかぷかぷかしている?

アレ?なんだか今までの安定感と違うよね?どうした?

と思った瞬間に力が入ったのかぽろっと。

取れちゃった……!しかもふたつ同時に!

 

取れたものは一体化していなかったので、

ホントにふたついっぺんにぽろぽろっと剥がれたのですね。

顔も似ていたけれど行動も一緒なのか、流石ふたご。

もう取れないと自分に言い聞かせたときには

術後のケアのズボラさを自分で後悔したくせに、

突然のお別れはなぜだか淋しいものなのですね。

事前に言ってくれたらよかったのにーな気分。

なんだかんだ2年半ほどのお付き合いがあったわけですし。

ずっとあるものだと決めつけていたので少し驚きました。

 

剥がれた後は肌が赤くなっていてかゆみも少し。

でも数日で何もなかったように治まりました。

きっとこんなことはこうして書き残さなければ、

数年後にはあったことすら忘れてしまうんでしょうね。

 

メインの傷跡にはあまり変化はありません。

うっすら「あるなー」と分かるくらい。

今となってはここからあんなに大きな患部を取り出して

元気な生活が戻ってきたんだなと思うと、

傷跡そのものに対して「よしよし」という気分です。

手術のことも大分遠くなってきていろいろ忘れがちですが、

無事に終わってよかったし、お世話になったあらゆる人に感謝ですし、

辛かったけれど自分だって頑張ったよねとも思います。

ぽろっと離れたふたごのおかげで

久しぶりにそんな気持ちになりました。

お調子者の私なのでたまには自戒も大事。

ありがとうふたごたち。

 


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