冬を振り返る | 子宮筋腫をとったらば

子宮筋腫をとったらば

2015年12月に開腹で子宮の全摘をした、45歳・既婚・子ナシの備忘録。

1年前の冬は手術直後。

傷や痛みを気にしつつ寒い季節を過ごしました。

体が冷えるとお腹にダイレクトに反応があって、

腹巻などの防寒用品を駆使したものです。

それから1年後の、すっかり元気になったこの冬。

私の場合はこんな感じでした、覚書です。

 

寒がりの度合いは断然手術直後の方が強かったです。

寒冷地仕様の下着を着こむのも腹巻をするのも

去年に較べるとうんと減りました。

腹巻をした回数に至っては片手で数えられるくらい?

そもそも我が家は尋常でなく暖かいのです。

この冬、暖房(←エアコン)の使用はたったの1回。

今のおうちに越してきて10年になりますが、

暖房を使わなかった年の方が圧倒的に多いのです。

それを思うとエアコンをカジュアルにつけて、

着ぶくれで丸々していた去年は寒さに相当弱かったのかも。

 

とは言え、今まで自宅で腹巻なんてしたこともなかったので、

術前とはやはり微妙に違うのですね。

寒さを感じると自然に着込みたくなります。

一冬、足元はウールのハイソックスでした。

足が温かいととても楽ちん。

「冷えたかな?」と感じると出る症状(←というほどのものではナイ)は

お腹のほのかなもじもじ。

「もじもじ」ではなくて「もじ……」くらいかな?

「あ、冷えましたか」とかろうじて察知できるほどの小さな違和感です。

でも温めると気持ちよく感じるということは、

冷えることを身体が嫌がっているのですね。

 

起き抜けはかなりの確率でこの違和感があります。

お布団の中は暖かいのに不思議。

就寝時は体温が下がるからでしょうか?

朝お腹を温めたい時に気に入っている解消法が、

洗面所で歯磨きをしている夫の背面にへばりつくこと。

ちょうどお腹が夫の(無駄にぷりっとした)お尻にあたって、

人肌(←ちゃんと履いています)のホカホカも心地よく、

ばっちりな快適さ。

電気も使わなくてエコ!便利!

 

身体を動かしていれば冷えないせいか違和感はありません。

本を読んだり、(慣れない)ミシンを(泣きながら)かけたり、

姿勢が固まっているとお腹がもじっと。

長時間作業に夢中になっても大丈夫という年ではなくなった、

とも言えると思います。

なるべく気を付けて、途中でブレイクを入れるようにしています。

 

避けるほどではないけれど、

一番影響が顕著に出るのは寒いのと重いのの合わせ技。

海辺の冷たい風の吹く道をスーパーまでお散歩代わりに遠征して、

大きなエコバッグ2個分パンパンの荷物を30分抱えて帰れば。

お腹は正直、律儀にもじもじ。

それでもこの状態に耐えられることが嬉しいです。

そもそも貧血によるふらつきが皆無になって、

生理痛からは完全に開放されて。

去年の冬とも全く違う、たくましいワタクシ(笑)。

相殺すればおつりがじゃんじゃん来ている状態です、うはうはです。

 

手術直後に別の臓器を腹腔鏡で取った友人から、

「完全に元に戻ったと思ったのは術後4年くらいだったよ」

と教えてもらったことがあるのです。

「えー、そんなにかかるんだー」としょんぼりしたのですが。

取ったものも違うし、やっぱり術後も人それぞれ。

それとももっと「病み抜けた!」と感じることがこれからあるのかな?

それはそれで楽しみです。

 

 


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