こんなマニアックな情報に需要があるかは微妙ですが(汗)。
私自身どこを探してもなかったので書いておきます。
6年ほど前から機織りのお稽古に通っています。
20代のころから「やりたいな~」とは思っていたけれど、
メガなお教室に通うのはなんとなくイヤで。
そんな中でものすごい偶然に織作家さんとの出会いがあって、
長年(←長すぎ)温めていた野望が叶うことに。
ご自宅のアトリエにお邪魔するようになりました。
介護の間は週1回のお稽古を長期離脱しましたし、
介護が終わってから手術まではとにかく身体がしんどい。
折りたたみの機(15kgくらい?)を広げるのも、
布のかかった綜絖もとてつもなく重く感じる。
ジョイントを変えるために機の下に潜り込むのも、
物理的にお腹が邪魔でふうふういっていました。
いろいろと情けなかったです。
そして手術が終わって2か月後。
なんとなく家事などの動作がスムーズになって、
重いものも短時間なら持ち上げられるようになって、
機織り禁断症状もマックスになって、お稽古に復帰。
生徒さんには何故か医療関係者が数名いらして、
みなさま気遣ってくださってとてもありがたかったです。
この頃はまだ4時間機の前に座るとしっかり痛みが出たので、
本当ならもう少し大人しくしていた方がよかったのかも。
支障がなくなった!と感じたのは術後4~5か月。
術前には結構辛かった動作が
サクサクできて嬉しかったのを覚えています。
こうなってくると出て来る第二の野望。
……自宅に機が欲しいなあ。
まだまだ初心者マークなのに高望み?
それまでも「おばあちゃんになったら機欲しい♪」と思って、
散々妄想はしていたのです。
でもなんだか手術を受けて入院したら。
「今がいちばん若くて元気なんだよ?」
「早く手に入れればそれだけ長く楽しめるよ?」
「老眼になる前に細い糸で織りまくりたいでしょ?」
と考えるようになって野望を前倒し。
自分の時間が急にできたのも相まって、
七夕の日にmy機を手に入れました。
ちょうど暑さが猛威を振るいだすころだったので、
お散歩をお休みしてとにかく織って織っての日々。
そんなわけで嬉しくて楽しくてたまらなくて、
お猿さんのように時間があれば機を触って3カ月の今現在。
……あれ?お腹が……痛いかも?
織っている時間が増えたわけではないのにどうして?
ぐるぐる考えてみたら思い当たるのは打ち込み。
数日前から緯糸の詰まった布を織っているのです。
ペダルを踏む方がお腹に負担がかかると思っていましたが、
私の場合は打ち込みが強い方が腹筋を使っているのかも。
そもそもこの痛みが術後だからとは限りませんね。
とにかく学生時代の体育の授業以外で、
スポーツと名のつくものをしたことのない私。
今まで活躍していなかった腹筋が文句を言っているだけ?
そういえば「個展前はウエストが細くなる!」とおっしゃっていた
作家さんもいらっしゃるので、機織りはいいエクササイズだったり?
そんな余得もあったらいいな、なんてヨコシマな気持ちを抱きつつ、
今日もご機嫌でパタパタ織っています。
ちょっと見切り発車だったような気もしますが、
私は術後2カ月で機織りは可能でした。
でも綜絖数が多くてペダルが重かったり、
打ち込みの激しいものだったら少し辛かったかもしれません。
作業再開時には2枚綜絖・柔らかものをオススメしたいです。