こんばんは。
先日のお話しの続きです。
非常食を準備するより大切なこと。
1つめは、「安全に家から避難できるか?」
安全を確保しないと、
いくら非常食・防災グッズを準備しても
使うことができない、ということが起こります。
まずは、命を守る行動をとることが最優先。
非常食はその後
「生き延びること」
に必要です。
2つめは、
「物」
私が講座で毎回お話しするのは、
普段物は私たちの生活を豊かに
してくれるもでのですが
地震が起きると物は「凶器」になる
震度5→家具が移動する
震度6→家具が倒れる
震度7→テレビが飛ぶ
東日本大震災を経験された方は
「食器棚が歩いた」と表現されていました。
そしておしゃれなキッチンでよく見るこんな収納。
見せる収納は
「物が飛んでくるリスク」が
大きくなります。
刃物が飛んでくる
コーヒーカップが飛んでくる
ガラス瓶が飛んでくる…
想像しただけで背筋が凍ります。
実際に東日本大震災の時に
菜箸が飛んできて頸動脈に刺さり
亡くなるという
痛ましいことも起きています。
ですので「見せる収納」は
防災的にはおすすめしません。
また、不要な物を置かないことも
「災害のリスク」を減らします。
物の数が多ければ多いほど、
リスクは上がります。
そして、災害にあった後の
片付けは想像を超える重労働です。
心も体も疲弊している中
片付けをするのは物が多いと時間がかかり、
元の生活に戻るのに時間を要します。
日ごろから家を整えておくことは
最大の防御になります。
奇跡は祈るもんじゃない
奇跡は準備するもんだ
ドラマ「ブルーモーメント」の
セリフにあるように
奇跡は準備の積み重ねで引き寄せるものです。
ぜひ、整理収納という防災をしてみてください。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。