皆さん、
着なくなった洋服は
どうされていますか?



私は、「綿」であれば小さく切って掃除に。

それ以外は市の「洋服回収」に出しています。

洋服回収にも色々問題はありますが



そもそも、私が買う洋服は

メルカリがほとんどです。

新品の洋服はほとんど買いません。

先日数年ぶりに一目惚れで買いました




基本、穴が空いたり傷まなければ

数年着続けることも。



さて、着なくなった洋服。

ゴミに出す以外に

「フリーマーケットに出す」

「リサイクルショップに出す」

「寄付する」


などがありますね。


世界各地で着なくなった洋服が

回収(リサイクル)されたり

寄付された洋服、

その後どうなっているかご存知ですか?



今日は東南アジアのカンボジアを

例にお話しします。



カンボジアでは古着が人気を得ており、

日本企業の進出も多くあるそうです。



しかし、

その裏側では国の産業が

育たなくなっています。



カンボジアは元々繊維産業が盛んでした。

しかし、大量の古着が輸入されるので

国策であった繊維産業が

育たなくなってしまいました。

そうすると、

繊維産業に携わっていた人の

失業が問題になりました。




これは、カンボジアだけではなく、

古着産業が盛んになることで

世界中の先進国から輸入され、

アジアの各地で問題が起きているのです。



「回収(リサイクル)」や「寄付」と

貢献しているように感じますが、

これらは「転売」され、

輸出先で売れなかったら、

また違う国に輸出される。



そもそも「寄付先」が

適正かどうかも疑問です。

その国の気候に合った洋服なのでしょうか?



そして、色々な国を渡り残された洋服は、

このような結果になります。



こちらは南米チリにある

「衣類の墓場」



NHK より



といわれるところです。



気なくなった洋服が山になり、

環境汚染につながっています。

大量生産大量消費がもたらした結果です。



しかしながら、

受け入れる国も黙ってはいません。



あるアフリカの国は、

「これ以上受け入れることはできない」

と伝えました。



その結果、

輸出される先進国から

圧力がかかったのです。

断ることも許されず、

断ったとしても廃れてきている産業が

すぐには戻らない

こんなジレンマに悩まさせています。



こんなことを書いている私も

すべて「綿製品」で生活していて

自分で処理できているか?といえば

できていません。



ただ、自分が買った洋服が

どのような形で処分されているか?

を知るだけで、洋服の買い方が

変わってくるのではないでしょうか?



日本の洋服は9割が輸入されています。

船、飛行機など燃料を使って輸入され、

気なくなったらまた船、飛行機で

燃料を使い輸出されていく

 


そんな現状を知った今、

あなたならどうしますか?