お前と話をするときは、つい目を反らしてしまう。
 嫌いとか、そんなんじゃない。
 寧ろ嫌いじゃないから困る。
 ただ他愛もない会話を交わせるだけで、俺の気持ちが潤う。
 でも俺は気持ち悪い男で。
 こうしてお茶をしていると、お前のドリンクが羨ましかったりする。
 別にそのドリンクがほしいというわけじゃなくて、その液体がお前の喉を通り、浸透して身体の一部になれることが羨ましいんだ。
 お前といつでも一緒に過ごせる、身体の一部に憧れる。
 お前を作る俺で有りたい。

 なんて、会話をしながら内心で俺がこんなことを考えているのは、お前には知ってほしくないから、ただ目を反らし俯いたままお前と話してる俺。

 気持ち悪くてごめん。
 いつでもお前を見て焦がれる俺は……、友達でいられるだけでも幸せじゃなきゃいけないんだ。
 だけど、思ってしまう。
 最低な男でごめん。

 好きでごめん……。



(ポエム?でも自分のことじゃない。
創作ショートストーリーみたいなもの!!)