誰もが安心して暮らせる世の中。
昨日、社会福祉協議会で行っている『ネットワーク推進会議』で、花縁の地域との関わりを発表させていただいた。
発表者はわたしともうお一方は「NPO法人エクスプローラー北海道」代表の佐藤様。
子供の安全活動を通じた『まちづくり』というテーマで「ウォーキングバス」のお話だった。
「ウォーキングバス」とはイギリス発祥の通学方法でいわゆる集団登校である。
子供を地域で守るための取り組みで日本で始めて行われたものだという。
この地域で以前刃物を持った不審者が小学生を襲った事件が起こり、その後学校から親が子供を送るようにとの通達が出て、地域を歩く子供の姿が消えたという。
親の送りのない子は寂しく歩いて登校しており、このままでいいのだろうかと考えた代表が、自ら子供と歩いて登校したという。
親がついて歩くことで、寂しく歩いていた子供もそこに自然と寄ってくるようになったという。
その後「ウォーキングバス」を取り入れていき、集団で大人も一緒に歩くことで防犯につながり、安全な環境を作り出すことができている。
危ないときは保護して歩かせないのではなく、子供が安全に歩ける環境・地域をどう作り上げていくかを考えたのだという。
お話を聞いていて、全く同じだと感じた。
わたしは認知症の方たちが地域の中でどう暮らしているかをお伝えしたが、共通するところがあったとお互いに感じたのである。
認知症の方のいわゆる「徘徊」についても、徘徊していなくなることを恐れ隔離してしまうのではなく、徘徊して道がわからなくなってもすぐに助けてもらえる地域、どんどん歩いていい地域を作りたいと思っているわたしたちにはヒントがたくさん隠れていると思った。
認知症をお持ちの方が一人で街を歩く・・・自分の意思で歩けること・・・自立していることの実感・自信。
これと同じようにウォーキングバスも結果的には子供主体のものになっていった。
子供の自主性を育むことになったのである。
与えられるだけでなく、自らが発信し、自分たちで創る。
そんな地域が活き活きとして、住みやすい、安心して暮らせる地域なのではないか。
やっぱりみんな同じことを考えている。
誰もが安心して暮らせる地域。
いまそれが求められている。