市内のケアマネジャー連絡会で研修会が開かれた。

総会と共に開かれた研修会では市の介護保険課の担当者をお呼びして、昨年春から制度化された『虐待』について講演していただいた。


やはり印象としては「在宅」での高齢者虐待をイメージする人が多いと思う。

でもやはりあえて私は「施設」の高齢者虐待について考えたい。

その部分についても今回はお話をしていただいた。


在宅の場合、虐待が発生する要因はいくつかあって、已むに已まれず虐待してしまうケースがある。もちろん予防に力を注いでいくが、それはある程度は仕方ないかもしれない。


でも!

施設の場合は別である。

介護保健施設は申請して認可をもらった専門家の集合体、プロの集まりなのだから、虐待は絶対にあってはならないのです。

施設ではある意味、誤薬も虐待ですよ!

と力をこめて話されていました。


おっしゃるとおりですよね。


ある施設に監査に入った際、正式な提出書類に、あってはならないような記録の文章がかかれてあったそうです。

認識のなさに唖然としたとのことでした。

その話を聞いていて、認知症を理解する以前の問題で、笑うしかありませんでした。


でも正直、わかる気がします。

どこかの筋がずれていくと、どんどんほかの筋もずれていくんです。

時々どこかで微調整しないとそのずれはどんどん進み、修正不可能な大きな段差になってしまいます。ボタンの掛け違いなんていう生易しいものではないですね。


誰のための施設なのか、誰のための支援なのか・・・・・

その「誰」とは?誰のことなのかさえも修正しないと、曲がり曲がって段差になった組織はますます曲がるのです。

不思議と曲がり行くのは早いです。

ものすごく早いです。


そして修正には時間がかかります。

なにせ職員全員の意識を変えなければなりませんから。


大改革が必要になるくらいの状態になっているケース、少なくないかもしれません。



なぜそうなってしまうのか?

いつも考えたいと思っています。

私たちには絶対ありえない、なんてことはありません。

いつもいつも振り返り「これでよかったか?」と自問自答し話し合い、彼らの立場でいることを忘れない。


いつもいつもそれを言い続け、お互いに指摘しあって認め合う。

それをしていないと、私は「怖い」です。

何がどんなことが真実なのかいつも考え続けましょうね。