このところ毎日無くなるんだ。
それもお昼の時間に。
Yさんの大事なものが。
昼食の声かけに行こうと思って部屋に近づくと聞こえてくる。
『来るんじゃなかった。盗られてしもうて・・・・・。無くなったら大変だ、高かったのに。あそこには行くなといわれたのに・・・・・。大事なものを盗ってしまって・・・・・くそ~。』
ノックしてドアを開け、声をかける。
困った様子を一通り聞いて。
そしたら『探してちょうだい。あんたが探すとあるかもしれん。いつもあんたが探してくれるもね。』
一昨日は指輪3個、押入れの中のタンスの引き出し2番目、バックの中の財布の中にあった。
昨日も指輪3個、前の日のところにはない。薬箱の中の薬入れに入っていた。
鍵のかかるところに預かろうかと提案してみたが指にはめておくとのことだった。
今日はめがね。ところがいつものところには見当たらない。
それを見て『いつもあんたが探してくれるとみつかるけど、今日はないかもしれん。盗られたなぁ~。困った。あれがないと・・・・・』
とすっかり盗られモードに入ってしまった。
その言葉を聴いて若干焦る私。
でも、きっとこの押入れのタンスの中のどこかにあるはず。
と強い信念でもう一度探してみる。
めがねはめがねケースに入れた状態で保管しているので、タンスの中を手探りで一段ずつ探っていった。
湿布が入っているサミット袋がある。
そこにピンクのビニールに包まっためがねケース状の大きさのものがある。
いままでそこに入れていたことはなかったが念のため開けてみる。
ピンクのビニールを開いていくうち・・・・・確信した。
あった!!!
開けたままの状態でYさんのところへ持っていく。
『あらっ!あったの。あら~こんなとこに。あ~盗られたら困ると思って袋に入れてしまったんだね。やっぱりこんなところはどろぼうも開けんのだわ。よかった。どーもありがと。』
よかった。よかった。
毎日決まった時間に無くなるんですね。
彼女の生活が、この花縁である程度定まってきた?
変化しつつもかなり馴染んできてくれた?
ってことじゃないかな?
なんて思ってみた。
明日はどんな会話ができるか、最近楽しみなYさんです。