大きな大きなレストランナイフとフォークでバイキングの朝食です。

広く大きな空間や大勢の人ごみ、ざわつく周りの音などには敏感な彼らです。

でも全く動じず朝食を食べてくることができました。


特にTさんは人ごみに反応して抑えられない行動をとることがありましたが、ご家族と一緒だからでしょうか。

本当に穏やかに「おかゆ」を召し上がっていました。


9月18日の「スイッチ」 の記事にあるようにこのころから彼女は変わり始めました。

もし、あのままあの薬を続けていたらこの旅行の彼女はいなかったのかもしれない。

帰ってきて自分が撮影したビデオをみて、Tさんがみんなとおいしそうに夕食を食べているところをみて、じんわりと涙がにじんでしまいました。

Tさんはこの2日間全くいつもの日常と変わらずにいてくれたのです。

これってすごいことかもしれない・・・・・


帰りのバスバスはみなさんややお疲れのご様子。

というか私たちがお疲れ?


私は不覚にも旅行の3日ほど前から風邪カゼを引いてしまう。耳鼻科病院に行って早急に薬を飲んで回復傾向で旅行に挑んだ。

ところがこの旅行でぶり返してしまった。

副施設長も風邪カゼ気味で旅行に挑んで悪化した。


私たちっていったい・・・・・寝不足がたたるね・・・・・情けないことに体力不足?いや年?

ばば様じじ様たちはみんな元気でよかった。




私たちはやっぱり偏見があるのかもしれないね。

きっとみんな「大変だね」って言うと思うんだ。

たしかに大変じゃないといったら嘘になる。


でも違うんだよ。

「普通のことをする」だけなんだ。

みんなだって自分の親やおじいちゃんやおばあちゃんを温泉に連れて行きたいと思ったこと一度はあったでしょう?


そう思う親や祖父母が「認知症」なだけなんだ。

たまたま「認知症」だからそうじゃない人と比べて気配りしなければならないことが多いだけなんだ。

私たちだって旅行に出かけるのに眼鏡メガネをかけている人ならば眼鏡メガネを忘れると大変だし、常備薬メモを忘れると心配でしょうがないだろうし、赤ちゃんだったらオムツ天使を忘れるわけにはいかないでしょう?

それと一緒なんだ。


だから慎重に準備を重ねてきたんだ。

担当者はわざわざ現地に下見をして自分でお風呂にも入って段差やすべり具合を確かめて入りやすい温泉を選んでくれた。

「ご長寿プラン」のあるところで費用的にも負担の少ないところを選んだ。

それもこれも、みんなの笑顔ニコニコが見たいから。

ご苦労さんだったねブーケ1よくやってくれたよOKありがとうベル

おかげでいい思い出が、最高キラキラの思い出ができたね。



温泉に入っていて、私たちを見て声をかけてくださった方がいました。

目を輝かせて自分も親を温泉に連れて行った話をしてくださいました。

「お嫁さんですか」と聞かれたばば様が「そうです」と答えてくれて「いいお嫁さんですね」と言われたスタッフもいます。

どうやら私たちは家族に見えたようです。

(裸の棒立ち3人も、おばあちゃん、娘、孫に見合った年だし・・・)


そうなんです。

私たちは家族なんです。

『花縁』という家の家族なんです。


また来年を楽しみにね!!



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