プチクラス会が行われて、懐かしい思い出話で盛り上がったのだけれど、そのなかでもめったに体験できないすごい出来事があったことを思い出したので聞いてください。
1977年高校生最後の夏、思い出作りに私達のクラスでキャンプに行くことにした。
2泊3日のスケジュールで担任の先生と、なぜか生徒指導の先生が家族ずれで同伴してくれた。
クラスのほぼ全員が参加したと思う。
目的地は有珠の海水浴場があるキャンプ場。
当日は晴天、苫小牧近辺からそれぞれ各駅停車の汽車に乗り、車内はまるで修学旅行。
しばらく走っていると、右側の空が真っ黒になてきた。
左側の海は真っ青な晴天の空。
同じ空なのになんでこんなに違うの?
「黒い」といっても今まで見たこともないような色、もくもくしている、真っ黒い入道雲?
各駅で停車すると駅員さんも乗客もみんな空を見ている。
『やっぱりおかしい・・・・・』
そうするとある駅で駅員さんが言った。
「有珠山が噴火した
」
『噴火??私達今からそこに行くのに・・・・・』
どうするの、どうするの?、と言いながら誰一人として引き返そうという人はいなかったような気がする。
各駅の駅員さんも乗っているお客さんも誰も「キャンプなんて無理だから帰りなさい」とアドバイスしてくれた人もいなかったと思う。
とにかくいってみよう。
有珠の駅に到着し荷物をかかえ沢山の人数の私達が降りても、だれも「帰れ」と言わなかったんだ。
でも後ろを振り返ると有珠山がもくもくもくと噴火してるんだよ。
すごいことだよね。
たぶん噴火した場所や風向きでキャンプ場には影響が少なかったんだろうね。
他にもキャンプしてる人いたし。
そのまま私達2泊3日泊まってきたんだ。
有珠山は夜通し噴火
していたの。
夜山を見ると頂上から火の粉が飛び散っていて、天然の花火
を見ているようだった。
とってもとってもきれいだった。感動したんだ。
噴火してただけじゃなくて夜通し弱い地震
が続いてたんだ。
でも怖さを感じなかったなぁ。
そして次の日からは雨
。「噴火雨」っていうらしい。
テントの周りはもちろん中までびしゃびしゃに
水浸し。
こんな経験めったにできないでしょう。
だから私達の究極の思い出話なんだ。
それで更に結束が強まったと思うな。
たのしいたのしいキャンプを終えて帰省した私たちは、その後家の者たちにひどく怒られることになる。
『連絡一本よこさないで、なにしてる!!!心配でたまらなかった』
連絡しようにも電話は通じなかったんだ・・・・・たしか、たぶん・・・・・
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