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「楓坂四駒堂」
耄碌妄想日記
木曜版No.181 でおます。
当ブログは
日・木曜日 午前0時
ひっそりと…
週2回更新しております。
「西田敏行」&「大杉漣」
何て言うか…気が小さいんで
まあ、前回の「政治ネタ」なんて
思わず過激に走ることを恐れて
結局、中途半端に終わるんで
やめた方がいいかなぁ…
でもなぁ…
「世襲」ファン、「裏金」ファンのみなさん!
好みはそれぞれ自由ですから…
ところで「世襲&裏金」の二刀流は
何人いましたっけ?
で、選挙、結果出ましたけど…
何かが変わらざるを得ない状況にはなりましたが…
どの政党が権力という魔力に魅せられて、どうブレていくのか?
ある意味、真価が問われる訳で…
そんなことより…
「西田敏行」ロスが癒えぬまま
録り貯めた「BD」を漁っていて…
ふと、出演してない「バイプレイヤーズ」が目に入り
この際「愛しのジャスミン(北香那)」に
癒されたいと、つい観なおした訳です。
当然のように「大杉漣」登場!
ああ!
そうだよなぁ…あの時も…こんなふうに不意に
名優が逝ってしまって…
もう何年になるんでしょう?
キャリアの長いこの二人…共演も多くあった筈
何作目かの「釣りバカ」とか…。
最後は「アウトレイジ 最終章(2017)」なのかな?
広域組織暴力団「花菱会」の
会長(大杉)と若頭(西田)
この時、「西田敏行」
若頭補佐役で共演していた「塩見三省」と同様
リハビリ中で不自由な身体を押しての熱演でした。
しかし、その存在感は凄まじく
共に「演技賞」を得た記憶が…
そんなことをふと想い出しました。
今回は第5週
爺ィたちのぼやき節
「3G」です。
デジタルの世界での
死生観は
こんなもんでしょうか?
次回、日曜4コマ
「世界むかつき話」
「人魚姫」の予定…。
よろしく哀愁!
遥かなるスクリーン
ハイスクール・ララバイ篇60
60年代・邦画におけるシリーズ映画の考察
日活篇3
小林旭 その3
♪窓は 夜露に濡れて
都 すでに遠のく
北へ帰る 旅人ひとり
涙 流れてやまず
※詞・宇田博
書いててアレなんですが…あまりに朧げな記憶なんで…
あちこち話題が乱れ飛びますが、どうかお許しを…。
「小林旭」主演の「銀座旋風児シリーズ」。
探偵もの…という言い方が正しいかどうか…
世の中は戦後の混乱期をまだ引きずっており…
「小林旭」扮する「二階堂卓也」はインテリアデザイナー(※当時は装飾デザイナー)という表の顔の一方、検察検事の指令により、混乱期における、軍特務機関メンバーの悪事を調査するというエージェント。
当時の「日活無国籍アクション」にはよくあったパターン。
このシリーズ、あまり記憶に残っていないと言いましたが…
敢えて印象に残っているのは、その敵役として登場した脇役の面々。
気になって、何となく名前を憶えていきました。
この第1作では、銀座の夜に君臨する華僑の実業家…実は元特務機関員のボス
「芦田伸介」(1917~99)…
「民藝」の名優ですが、5.60年代、数々の「日活映画」に出演
やはり刑事役とか新聞記者役とか多かったです。
テレビ映画「七人の刑事(TBS)」でブレイクするのは、この後1961年。
で、この後、シリーズ第5作「帰ってきた旋風児(1962)」では刑事役で出演。
凄みがあって、渋くて…しかも頭良さげ…
そういう役多かったなぁ…。
ちなみに1967年「斜陽のおもかげ」ではわが「吉永小百合」と共演。
以下、若い世代のみなさんには馴染みのない名前が続くと思いますが…
「高品格」(1919~94)…
戦前はプロボクサーで元東洋チャンピオン。
強面でアクの強い悪役を数多く演じた人です・
「銀座旋風児シリーズ」にも様々な役柄で4作に出演。
テレビ映画「大都会シリーズ(石原プロ・日テレ)」をご記憶の方…
城西署捜査一課の初老の刑事「マルさん」が「高品格」です。
1994年、NHK大河「花の乱」出演中に亡くなった記憶があります。
いつか、こうした名脇役まとめてみたいと…
この頃の日活アクション映画…総じて言えることですが…
個性豊かな脇役たちの見事な「悪役」ぶり…
手強そうに思えるものの…結局は一件落着で、ヒーローは颯爽と去っていく。
鑑賞後、何も残らないこの清々しさ…
で、もう少し…この「銀座旋風児シリーズ」に出てた名悪役たちを並べてみます。
みなさん、その他数多くの映画で活躍中でした。
「内田良平(1924~84)」
「植村謙二郎(1914~79)」.
「安倍徹(1917~93)」
「二本柳寛(1917~70)」
「近藤宏(1925~92)」
「榎木兵衛(1928~2012)」…
※「三谷幸喜」のお気に入りだったのか、晩年「みんなのいえ(2001)」「THE 有 頂天ホテル(2006)」「ザ・マジックアワー(2008)」「素敵な金縛り(2011)」に出演しています。
「深江章喜(1928~2015)」…
他の多くの日活アクション映画の常連の悪役。
えー…また話、変わりますが…
この「銀座旋風児シリーズ」に限らず、日活アクション映画…
あるいは他社の同類映画もそうでしたが…
必ずと言って、登場するのが夜のお店…
それもちょっとしたダンススペースのあるキャバレーとかナイトクラブ
…※キャバクラなどない時代
なんと言うか…お約束のサービスカット?
物語にさほど関係なく、こうした店で始まるショーのシーン…
肌も露わな、綺麗なお姉さんがなまめかしく腰を振り踊るシーン…。
子供心に「これは見ちゃいかんヤツかも…」
と思いながらも目は釘付け…ああ!
思えばまだ12、13、14の頃…♪15、16、17と私の人生暗かった…違うか!
こうして私の「すけべ心」は、健全に人並みに少しずつ育まれていったような…
ありがとう!「日活映画」。
何を言ってるんだか…
ところで…年間の出演映画の数の話
1959年、「小林旭」かこの「銀座旋風児」を始め計13作って先週書きましたが…
一方、同じ年、「石原裕次郎」は10作品。
繰り返しですが、こんなもんだったんですね…この頃の「映画スター」って.
主役以外も含めてと言うなら…
「松原智恵子」はデビューの1961年、すべて脇とは言え、なんと18作!
同じ年、わが「吉永小百合」は主演を含め16作?の出演。
細腕繁盛記って言うか…女工哀史?
過重労働だったんですよね…。
でも…もっと観たいって思ってました。
さあ…今回は「渡り鳥シリーズ」にも触れる予定で、冒頭の歌詞、思わず書いちゃったんですけど…
取り敢えず、この曲の解説だけしときます。
♪北帰行
私たち世代で唄えない男の子は多分いませんでした…多分。
何か硬派で…それでもってリリカルで…。
とは言え、元々は戦時下に現在の中国「旅順」に設立した高校の「寮歌」?
他の旧制中学の寮歌に比べ、バンカラ臭はなく、哀愁を帯びた歌詞とメロディ…。
そうですね…言ってみれば♪卒業(尾崎豊)の戦前ヴァージョン?
いつの時代も…例え戦時中であっても「青春」は道に迷っているばっかり…。
これが戦後になってヒット。
そのきっかけとなったのが「小林旭」。
自身が気に入って1961年にレコーディング。
その前年1960年、主演映画「南海の狼火」の主題歌として
これもヒットした♪さすらいに似た雰囲気の曲だったからかも知れません。
♪今は 黙して行かん
なにを 又語るべき
さらば祖国 愛しき人よ
明日は いずこの町か~
そこはことなくボヘミアンな感じ
さすらい漂う流れ者にはマッチしてて…
1962年、「小林旭」主演の「渡り鳥シリーズ」の最終作
「北帰行より 渡り鳥北へ帰る」の主題歌として更に話題に…。
段取り、ボロボロですが…あ~あ 次週その「渡り鳥シリーズ」から
古~いお噂ばかり…
今回もお読みいただき、ありがとうございました。