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「楓坂四駒堂」
耄碌妄想日記
日曜版No.74でおます!
当ブログは
日・木曜日 午前0時
週2回更新で~す。
ごあいさつの後の
このリードと言うか…
ちょっとした戯言…
少し早めに準備をしても
急な訃報で…
尤も訃報は常に急なんですが…
今年は…特にこの秋は
急遽、差し替えることが多かった気がします。
同世代でそういう方は
多いかも知れませんが…
どうも未だに「谷村新司」の急逝に
ピンと来ていません。
でもやはり
数々の曲が浮かんでは消え…
そんな1曲
♪もう泣かないで 悲しまないで
折れるほど
抱きしめて みても~
…
♪もう行っか~なくちゃ
辛くなるから
最後の~言葉だ~
ありがとう~
※詞・谷村新司
娘が生まれた年でした…
1979年4月のリリース
♪夢去りし街角
「べーやん(堀内孝雄)」お約束の
「ありがとう!」「サンキュー!」の
ルーツになった名曲ですね。
次回4コマ
「何のこれしき!大江戸篇」
です…。
第2章
「豊饒の海へ」
青年誌は荒野をめざす
4「ボーイズライフ」
から「ビッグコミック」へ
その7
♪別れる前に お金をちょうだい~
その方が あなただ~って~
さっ~ぱり するでしょ~
※詞・星野哲郎
「週刊少年キング」の「少年画報社」…
ざっと…70年程人生を遡ると…
あははははは…
70年、遡るって、これを読んでる方でもそんなにはいらっしゃらないでしょうね。
…いやいや…笑とる場合やおまへんが…
この拙文「全力漫画少年」の初めの頃(第1章)に書いたんですが
幼少のみぎり…「みぎり」って、あなた!…みぎりの渡し?
♪私の彼はみぎりきき~…違うか!
「砌」…こう書きます…多分「漢検」1級漢字?…「頃」ってことですね。
ともかく、未就学の頃…親戚のおにいちゃんちの納屋?で、初めて目にし、手に取ったのが月刊の少年雑誌「少年画報」。
人生初の「漫画雑誌」との出逢いですね。
「赤胴鈴之助(福井英一→竹内つなよし)」
「ビリーパック(河島光広→矢島利一)」などなど…。
夢中で読み漁り…
何じゃ?これは!…もう衝撃でした…
以来、「漫画」の虜…今も囚われの身でおます…あ~あ。
そういう訳で「少年画報社」というのは私にとって特別な存在。
で、もう少し、当時の「週刊少年キング」の話を続けます。
学生時代かな…?
神田三崎町の「少年キング」の編集部を訪ね…
連載漫画の扉絵のカラー原稿をもらった…前にそんな話をしました。
実際には使われなかったモノかも知れません…。
今でも私の宝物の原画ですが…
今回…その漫画「フータくん」の話をします。
連載が始まったのは、前回の「秘密探偵JA」の少し前…
1964年の16号…だから春先です…「進級お祝い号」とか?
この当時「藤子不二雄」は合作が中心…。
他に「F(藤本弘)」「A(安孫子素雄)」それぞれ単独の作品も…
しかし…ペンネームはすべて「藤子不二雄」。
担当するキャラクターを描き分けるという合作スタイル。
二人の「画」が大きく変わっていくのはもう少し先…。
合作で言うと、週刊誌連載(週刊少年サンデー)での初めてのオリジナル…
「オバケのQ太郎」が大ヒット!初期の代表作に
この連載が始まったのが1964年年頭。
※その前の「サンデー」連載の「海の王子」は当初、ラジオドラマ「一丁目一番地(NHK)」の脚本家「高垣葵」の原作によるものでした。
「一丁目一番地」…憶えている人、いるかなぁ…?
主題歌、今でも唄えます。
♪ちょっ~と失礼 おたずねしたい
ここらはなん丁目 なん番地?~
唄わんでよし!
アニメにもなったこの「オバQ」
実質的にはこの作品が、二人の最後の合作…?という説も。
当時、単独作品では「A(安孫子素雄)」のほうが精力的で…
この64年には最初の「忍者ハットリくん」を「少年(光文社)」で連載開始。
翌65年の念頭には「少年画報」で「怪物くん」が始まります。
そんな中での「フータくん」。
読み返していないんで、今でもわからないのですが…
学生でもなさそうなので、いまでいう「フリーター」なんでしょうね。
様々なアルバイト(なんでも屋)をしながら、日本一周旅行のために「100万円」の貯金を目指すというお話。
これも結局、旅行してるんですけどね…
毎回、新たな出逢いのロードムービーテイストのギャグ漫画。
新鮮ですよね?
毎号の波乱万丈…
飽きさせない…遊び心満載のエピソードの連続。
サブキャラも実に多彩で…。
遊びに長けたアイデアマン…「A(安孫子素雄)」の真骨頂でしょうね。
合作をやっていた頃は、「F(藤本弘)」からもより刺激を受けてたでしょうし…
歴代の「A(安孫子素雄)」作品、ひょっとしたら実はこれが一番好きかも…。
毎号、最後に収支決算…現在までの貯金額が示されるのですが、マイナスもあったりして…。
おぼろげな記憶ですが、連載一回目から赤字だったような‥‥?
私、中学生でしたが、何だかこうしたゲーム感覚が楽しくて
そういう意味で、画期的な漫画だったと思います。
だから「オバQ 」より熱心に読んでました。
前回の「望月三起也」もそうでしたが…
こんなふうに漫画家自身が、心から楽しんで描いている…
それが伝わる「漫画」は必ずおもしろいです!
で、その「フータくん」想い出してたら…ふと頭を過ったのが、冒頭のフレーズ。
何だかわかりませんけどね…「お金」繋がりってことなんでしょうね。
1971年リリース
「美川憲一」の♪お金をちょうだい
♪あなたの暮らしに ひびかない程度に~
言われた経験ないですけど…言われたくないし…インパクトありました…
作曲は♪さそり座の女、♪ラブユー東京の「中川博之」。
男と女…ちょっとあからさまな気持ちの有様(ありよう)…
…少し前の♪おんなの朝(1970)とかね…
♪ゆうべあんなに 燃えながら
今朝は知らない顔をして~
※詞・西沢爽
こういう赤裸々感…嫌いじゃありませんでした。
♪お金をちょうだい
「Ado」か「新しい学校のリーダーズ」…
思いっきりアレンジ変えてカバーしてくれまへんか?
さて…
昔の漫画を記憶を辿りながら取り上げているのですが…
昨今、ネットのお陰でこうした古い漫画も…特に単行本を比較的、簡単に入手し、読めるようになった訳ですが…
全部、じっくり読み返して書いてみたい…とも思いつつ…
あの当時の興奮が蘇ればいいけど…
えっ!こんなんだったの?!って、がっかりするかもなぁ…とか考えると…
朧げな想い出話の方がいいのかな…とも思います。
で、こんな調子で、基本、当時の感覚を呼び戻し、記憶頼りで書いていきます。
間違いなんて此処かしこにあると思われますが、ま、論文じゃないんでどうか悪しからず…。
この創刊当時の「週刊少年キング」。
次週「サイボーグ009」で締めることにします。