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楓坂四駒堂
耄碌妄想日記
日曜版№180でおます。
毎週日曜午前0時更新しております。
♪ひと駅だけでも
あなたと一緒に
朝の汽車に乗っていきたかった~
相変わらず…音源貼らずにアレなんですが…
このフレーズでピンと来る方
どのくらいいらっしゃるんでしょうか?
古き昭和の「冬」の歌謡曲…
73才にして現役バリバリのショーガール
「小柳ルミ子」が♪わたしの城下町でデビューしたのが
1971年の春でした。
「アポロ14号」が月に降り立ち
人類が月面で活動した最後の年となりました。
「小柳ルミ子」
その透き通った伸びのあるソプラノに
当時、やや洋楽志向のギター小僧だった私も
たちまち魅了されたものでした。
以降、主に「平尾昌晃」が提供した
数々の叙情歌謡
それはまだ当時にはあった
日本の四季の折々を歌ったものでもありました。
凍えた冬空にも心地よく響き渡る
「小柳ルミ子」の冬のうた
最初の冬が…翌1972年
3rdシングル♪雪あかりの町…詞「山上路夫」
次が10thシングル♪恋の雪別れ(1973)…詞「安井かずみ」
憶えてますか?おかあさん!
そして…
詞「なかにし礼」曲「加瀬邦彦」よる
1974年の冬歌が13thのシングル…上記のフレーズ
♪冬の駅
当時…
稀代のメロディメーカー「加瀬邦彦」は
♪許されない愛(1972)♪あなたへの愛♪危険なふたり(1973)と
「沢田研二」のヒットナンバーを連発していた頃…。
少女から女性へ
おとなへの階段の上り始めた
そんな繊細な心の内を
「なかにし礼」とのコンビで「小柳ルミ子」に仕掛けた楽曲
♪ひと駅だけでも
あなたと一緒に
朝の汽車に乗っていきたかった~
あの「ルミちゃん」が
彼氏とふたりで一夜を過ごした後の朝なのだろうか…?
不埒にも…浅はかなスケベ心が疼いたものでした…あ~あ
そんな邪念を打ち消すような
軽やかでピュアなメロディライン
この季節…早朝の駅のホームに立つと
なぜかスケベ心が蘇る名曲です…おいおい!
♪わたし恨んでいないわ
悲しい思いしたけど
恋に苦しむ女は
きっときれいになるという~
※詞・なかにし礼

さて今回の事件は?
ま、クリスマスソングなら
どれでもよかった訳で…あはは
さて次週は本年最終更新
4コマ漫画は豪華!2本立興行!
まず「四駒落語」は「子ほめ」
更に「3G」
「ワイド版年忘れ女子会スペシャル」の予定でおます。
どうかよろしく哀愁!

朝ドラ「ばけばけ」2…なのか?
隙間にもぐりこんで
草に埋もれては寝たのです
所かまわず 寝たのです
歩き疲れては 草に埋もれて 寝たのです
歩き疲れて 寝たのですが 眠れないのです
※詞・山之口獏
今回の「NHK大阪」の朝ドラ…「ばけばけ」ですが…
何となく…誰かが持ってる気がします…何かを…
「橋爪」CPなのか、他のスタッフ・キャストなのか…
とにかく持っているような…。![]()
まず…「吉沢亮」のキャスティングが決定したのは…
当然、映画「国宝」の記録的大ヒットの前?![]()
「国宝」への出演そのものは、かなり前に決まっていたようですけどね…。
想い出したのですが…
「吉沢亮」と「横浜流星」共演と言えば…「仮面ライダー・フォーゼ(2012)」。
二人とも十代…若かったぁ…。
ともかく…結果、「ばけばけ」での「吉沢亮」の注目度も上がった筈。
「錦織友一」役…実在の人物がモデルらしいのですが…
「国宝」の後としてはひじょうにおいしい役。
そこはかとなく…不思議な味わいのある人物をフットワーク軽く好演…。![]()
「持ってる」理由をもうひとつ…![]()
主題歌♪笑ったり転んだり
「ハンバートハンバート」へのオファー…
単なる想像…妄想なのですが…
おそらく…このために新たに作られた何曲かが提示され…その中にこの曲があった…。
むろん、勝算があってのオファー
その期待に「佐藤良成」が見事に応えたということなのですが…。
この拙文の冒頭の詞…
知る人ぞ知る…いや、誰でも知ってるのか?…そうでもないのか…あれ?
放浪の詩人「山之口獏(1903~1963)」の「詩」に
あの「高田渡(1949~2005)」が曲を付けて唄った♪生活の柄
「ばけばけ」の主題歌を決定するにあたり、どちらかに…あるいは双方に、こうした曲のイメージがあったかどうかわかりません。![]()
あくまでも私の妄想・邪推です…。![]()
少なくとも「ハンバートハンバート」はかつてこの♪生活の柄をカバーしたことがあります。
さて…前作「あんぱん」同様、こちらも実在した文化人夫婦がモデル。
文明開化…没落する武士階級…![]()
しかしそもそも江戸中期より「松江藩」は徳川親藩…
藩主は「家康」の次男「結城秀康」を家祖とする「越前松平家」
格は高い訳ですね…。![]()
しかし「江戸」から「明治」へ…
幕末の頃…「松江藩」は政治的立場…つまり「大政奉還」「王政復古」がなされた後も、「幕府方」「新政府側」のどちらにも組せず、曖昧な姿勢を撮り続けます。
結果、しばらくは「新政府」から不信を買う時期が続きます。
そういうのが理由だったのかどうか?…県知事はしばらく他府県の出身者が続きました。
当時のそんな「松江」…地域そのものが主人公になりそうな土地柄。
この地だからこそ…そんなエピソードも交えてある訳で…。
ともかく…脚本の「ふじきみつ彦」。
これまで担当したドラマを観ると…品の良いコメディの書ける人。![]()
「バイプレイヤーズ」しかり「闇バイト家族」しかり…※いずれも「テレ東」。
だいたい、たかが「スキップ」ネタをあれだけ引っ張れる技量。
コメディのツボを押さえた上で…一方ではシビアな展開。
この絶妙な匙加減…週5回、細切れの朝ドラでは必須の脚本技法。
こうしたエピソードを重ねながら、主人公の二人の夫婦の絆がゆっくりと醸成されていくという構成。
どうやらシナリオを書き進めながら、キャストそれぞれの魅力を見つけ出す名人。
この人にこういうセリフを言わせたい…
小さな見せ場をいくつも仕掛けて…新たな顔も引き出す…
何だかそんなふうに感じられたりします。
そんな前半…何人か際立ったキャストを挙げてみます…個人的な好みが基本。
今回のキャスティング…ぬかりがなく、脚本の「ふじきみつ彦」のイメージにかなり近づけた気がします。
まず男優陣…
「雨清水傳」の「堤真一」。
早々に死んじゃいましたけど、さすがの存在感。
「雨清水」…「うしみず」と読むのですが…珍名辞典にもなく作者の完全な創作?
「江藤島根県知事」の「佐野史郎」。
未だにどこかに「冬彦さん」がかすかに見え隠れして…シリアス&コミカル…これがこの人にしか出せない風味…。
ご存じかと思いますが…この人は実際「島根」の出身。
以前から「小泉八雲」作品の朗読を続けているという…
そういう意味では、このドラマに最もふさわしい俳優。
「花田旅館主人」の「生瀬勝久」…
「朝ドラ」6作目?…「大河」は7作。
変幻自在のプロフェッショナル。
このクラスとなると硬軟自在の演技…自らのポジションを十二分に理解した安定感。
そして今回…誰より際立った存在感を見せたのが祖父「松野勘右衛門」役
「小日向文世」。
ともかく楽しそう…この役を…芝居を楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。
今更ですけどね…癖があるようなないような…それでいて軽妙な唯一無二の演技。
今、ある意味「怪優」って呼べるのはこの人くらいでしょうか?
悪人やると、ほんとに怖いし…!
この4人、並べただけでなんて贅沢な…
民放じゃ、看板ドラマ枠しか無理…やはり「NHK」はね…。![]()
そして…今や情けない父親役を演ると右に出る者がいない…「岡部たかし」。
どんどん情けなさに磨きがかかっている感じ…。
ほめてるつもりなんですが…う~ん。
もう男優陣はさらりと触れた程度…次週、相変わらずですが、魅力的な女優陣を絶賛します。 ![]()
また来週!
お読みくださることをせつにネガイマス!![]()



